インコはなぜ爪と指を噛んでくるのか
人に慣れたインコはよく頭やほっぺをカキカキさせてくれます。
それが気持ちいいようで、「はぁ~たまらんなぁ」とウットリ顔になっているインコを見ると心が癒されます。
動物と10分間触れ合うとストレスが軽減するという研究結果も出ているくらいです。インコのカキカキも立派な触れ合いですね。
さて、そんな風にカキカキをしていると、よく指や爪をカジカジと甘噛みしてくることがあります。
冬場に荒れてささくれだった手指の皮膚を剥がされそうになることもしばしば・・・(ちょっと痛いから止めて)。
攻撃的に「嫌だよ~!ガブっ!」というのとはまた種類の違うかじり方。
これって一体何なのか?
シーサンはこれを「カキカキのお返し」と呼んでいますが、どうして律義にお返しをしてくれるのか?
それには鳥の相互羽づくろいという行動が関係しています。
インコは指や爪をきれいにしてくれているつもり
飼い主の指や爪をツンツンかみかみしてくるこの行動は、インコにとっては相互羽づくろいをしているつもりなんだと思います。
相互羽づくろいって一体何?という人の為に・・・
簡単に説明すると、鳥同士で羽づくろいし合う行為のことです。
相互羽づくろいの目的は大きく分けて「衛生的」「精神的」の二つがあると言われています。つまり、「お互いをキレイにするため」と「パートナーとしての関係を保つため」です。詳しくはコチラの記事をご参照ください。
飼い主をパートナーと認識しているインコにとって、飼い主が指で頭や顔をカキカキする行為は、まさにパートナーが羽づくろいをしてくれている状態と同じなんです。
「キレイにしてくれてありがとう。僕(アタシ)もお礼にアナタをキレイにしてあげる!」と言わんばかりに、指や爪をツンツンしながら「キレイにしてくれている」んですね。
なんとも甲斐甲斐しいじゃありませんか・・・。
まぁ実際は、インコがくちばしでツンツンしてくれたところでシーサンの指や爪はキレイになる訳ではなく、むしろたまに剝がれかかった皮膚をぺりっと剥がされて「痛っ!」ってことになるので、やってくれなくてもいいんですけどね。
でも、その健気さに心が打たれてキューーーンとなっちゃいます。
実際に動画で見るとこんな感じです。
こんな時は、「カキカキのお返しをしてくれてありがとう!」ってなります。
まとめ
今回はインコの頭や顔をカキカキすると、なぜ指や爪を優しくツンツンかみかみしてくるのかというお話でした。
インコにとってはお互いに羽づくろいをしているような感覚で、やってくれたことをお返ししてくれているんですね。
これをやってくれたらパートナーとして信頼してもらっている証!じゃないでしょうか。
その健気な姿に心をくすぐられちゃいますね。
インコはちゃんとお返しする健気な動物って知っときんチャイ!
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