インコの飼育習性・特徴

インコは食べ物をどう見極める?鳥の視覚と触覚について

この記事は約4分で読めます。

スポンサーリンク

これは食べられる?はどう判断しているのか

我が家ではインコ達にシード餌を与えていますが、食べている姿を見ていると、あんなに小さな粒々なのに、よく器用についばんで食べてますよね。

ちょっと拭きそびれたテーブルの上でパンくずみたいなものをツンツン拾い食いしていることもあるし・・・子供が宿題した後なんかは消しゴムのカスには特に注意が必要です。毒物ですから。

そもそもインコ達は、何を頼りに餌を見つけているのでしょうか。

ケージで飼育されているインコならば、餌入れに入ってるのが餌だよって感じですけど、野生の場合は自然の中から自分たちで探さねばなりません。

よく犬なんかはクンクン臭いを嗅いでますけどね。インコはどうなんでしょう?

簡単にまとめて紹介します。

視覚がとても優れているインコ

暗い所で見えにくくなる人のことを「鳥目」なんて言ったりするので、鳥って目が悪いんじゃないの?というイメージがありますが、実はインコは視覚がとても優れています。

鳥目の真相についてはコチラをご参照ください。

そもそも鳥は目が左右に分かれて付いているため、視野もとても広いです。また、視力もとても良く、ピントを合わせる能力もずば抜けています。

鳥は空を飛ぶ動物なので、目が良くないと飛行に差し支えるんですね。障害物だったり、外敵等の危険物だったりを、飛びながら捉えないといけないからです。

そのため、上空の高い所からでも、地面に落ちている餌を視覚に捉えることが出来ます。

その代わり(?)、嗅覚はあまり優れていないらしく、餌を見つけるのは専ら視覚頼りのようです。インコは・・・の話ですよ。鳥の種類によっては嗅覚が優れていて、臭いで餌に寄ってくるものもいます。

臭いに疎いんだったら、腐ったものとか、食べられる食べられないはどうやって判断しているのでしょうか。

実は、鳥には人間には見えていない色が見えています。

人間は赤、緑、青の3原色でしか物を見ていませんが、鳥はプラス紫外線の4原色で物を見ています。

ちなみに犬猫など多くの哺乳類は2原色です。3原色の人間よりも色の乏しい世界で生きているという訳です。

これは、ほとんどの哺乳類が元々夜行性だったため、暗い夜に行動するのに色を識別する必要が無かったからと言われています。

その代わり(?)犬は五感の中で嗅覚が一番優れています。だからクンクン臭いを嗅いで判断しているんですね。

話を4原色の鳥に戻しますが、鳥は紫外線が見えているため、食べ物も我々とは違った色で見ています。

恐らく、食べられる物と食べられない物は紫外線によって違った色に見えているんじゃないかという説があります。

そうは言っても、鳥にとって毒物のチョコレートとかコーヒーとかは、見た目で危険と判断出来ていないと思いますよ。なぜなら自然界での生息地には無いものだからです。

この紫外線による識別は、鳥同士の雌雄の判別にも使われていると言われています。

 

くちばしの感覚も優れているインコ

いくら視覚が優れているといっても、シード餌をついばんでいるインコ達を見ていると、剥いた後の殻を間違って口に入れていることもあります。

でも、殻だと分かるとすぐにペッと吐き出します。

鳥のくちばしは硬くて一見何も感じてないように見えますが、実はくちばしも優れた感覚器官の一つなんです。

くちばしの中に入れた物を、これは餌だ、餌じゃない、とくちばしで感じ取っています。

いやーインコを知ると、面白いですね。

まとめ

今回は、インコはどうやって食べ物を識別しているのかというお話でした。

インコは主に優れた視覚と、くちばしの触覚で食べ物を判別している様です。

代わりに臭いにはあまり敏感ではないので、臭いでおびき寄せる・・・なんて作戦は通用しそうもないですね。

インコの視覚は優れているから、ホコリの一つも見逃さない!鬼の姑みたいって思っときんチャイ!

この記事と合わせて読みたい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました