インコの飼育習性・特徴

インコのくちばしは不思議な感覚器官

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インコのくちばしに感覚はあるのか

インコのくちばしって、硬いですよね・・・当たり前ですが。

インコ達は硬いくちばしを器用に使って、餌となる種子の皮を上手に剥いて食べます。

折れたり欠けたりしてしまってはご飯が食べられず死活問題となるで、くちばしは爪のように少しずつ伸びています。伸びている様子はコチラの記事で紹介しています。

何らかの疾患でくちばしが異常に伸びすぎてしまった場合には、獣医さんに切ったり削ったりしてもらわないといけないそうです。

少しずつ伸びるし、切ったり削ったりって・・・本当に人間の爪のようです。

人間の爪は切っても削っても痛くないですよね。深爪すると痛いですが、それは爪が痛いんじゃなくて、爪とくっついている皮膚の部分が痛いのです。

インコのくちばしも、切っても痛くないのかな。と思っていたのですが、我が家のウロコインコのチャイはくちばしをナデナデされるのが好きみたいなんです。

くちばしを触ってナデナデしてあげると、気持ち良さそうにするんですよ。こんな風に。

これって、くちばしに感覚があるから気持ち良さそうにしてるんだよね?

ちょっと不思議に思ったので、くちばしについて調べてみました。簡単に紹介します。

鳥類のくちばしは不思議な感覚器官

鳥のくちばしは、骨がとても硬い物質で覆われて形成されています。

その硬い物質とは「角質」と呼ばれているもので、人間の爪やサイの角なども角質で出来ています。

先ほども少し述べたように、人間の爪はそれ自体に痛みを感じることはありませんが、鳥のくちばしの中には血管も神経も通っているため、触覚があります。

触覚があるために、くちばしをナデナデされると「あー気持ちいい」と感じているんですね。

鳥さん同士がくちばしを合わせてキスのようにチュッチュしてるのも、実は気持ちの良い愛情表現らしいですよ。

また、鳥のくちばしの感覚が発達している理由の一つに、餌をくちばしで識別するため、という事があります。分かりやすい例は水鳥です。

水鳥は視界の効かない泥溜まりの中にくちばしを突っ込んで、餌となる物だけを探り当てます。これができるのは、くちばしの感覚が優れているからです。

でも、血管も神経も通っていて触覚があるということは、痛みも感じるということですよね。

伸びすぎたくちばしを削ったりカットするのは、鳥さんは痛いんじゃないのかな…

と思いましたが、どうやらくちばしの先端の方までは血管と神経が通っていないらしく、先っちょを少し削る程度なら痛くないらしいです。

人間の歯の感覚と似ていますかね。虫歯を削る時に、浅ければ痛くないけど、深くなって神経に触ると痛い、みたいな。嫌ですよね~あの痛み。

そんな感じで、くちばし削りもやはり程度によっては痛みを感じて、鳥さんの心がかなり凹むらしいです。

まとめ

今回はインコのくちばしの感覚についてのお話でした。

くちばしは硬いですが、触覚があり、快感も傷みも感じる感覚器官です。

触られて気持ちいいと感じるかどうかは、もしかしたら鳥さんに依るんですかね…ほら、人間でも歯医者さんで歯石取ってもらうのが好きか嫌いか分かれるし(^_^;)

歯医者が好きな人っているのかな?!インコはくちばしで色々感じてるって知っときんチャイ!

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