アジア各国で見かける素敵な鳥かご
台湾や香港、ベトナムへ旅行に行くと、竹ひごで作られた素敵な鳥かごをよく見かけます。
鳥好き人口も多いのか、「鳥街」と呼ばれるエリアや、鳥好きが鳥を連れて集まるカフェがあったりして、結構楽しいものです。
台北では「鳥掛」という文鳥の占いが受けられるし、鳥好きのアジア旅行にオススメです。
こんな感じで街中で見かける鳥さんや、鳥かご。
それらの鳥かごが大体竹ひごで作られたものなんですよね。
オリエンタルな雰囲気がとっても素敵な鳥かご。
お土産に買って帰りたい!と思うのですが・・・飛行機で持ち帰ることを考えると、なかなか難しい。
過去にミニチュアのこんな竹の鳥かごなら持ち帰りましたが。
竹の鳥かご、素敵なんですけど、そーいやこんな竹製の鳥かごにインコが入っているのを見かけたことが無い・・・。
文鳥とか、その他アジア系の小鳥たちならよく入っているんですけどね。
こんな風に。
竹の鳥かごを使うのは小型の鳥さんだけなのかな?と思いましたが、セキセイインコも大して変わらないサイズですよね。
サイズで考えるなら九官鳥はどうなんだ?大型サイズの鳥さんなのに、九官鳥は竹の鳥かごに入っているイメージです。
竹の鳥かごって、インコには使っちゃいけないものなんですかね?
そんなプチ疑問を解消すべく、ちょっと調べてみました。
鳥かごの材質には噛む力とくちばしが関係していた
なぜインコに竹ひごの鳥かごが一般的ではないのか、その理由は、なぜ九官鳥のかごは竹製なのかを知ることで分かりました。
九官鳥は、体は大きいですが、くちばしがインコ類に比べて柔らかいらしいのです。その理由は、餌です。
インコ類は主に固い種子類をバリバリと剥いて食べるので、くちばしが固いのに対し、九官鳥は果食性。つまり果物とかですよね。
インコのように固い殻を嚙み砕く必要がないので、くちばしが柔らかいんです。
柔らかいって言ってもフニャフニャってことはないですが、インコ類に比べると柔らかいらしいです。
さらに九官鳥はインコのように国内のブリーダーが繁殖しているのではなく、販売されているほとんどが海外から輸入されてきた個体。つまり、元が野鳥。
野鳥の性質を持ち合わせているため、鳥かごの中でふいに暴れたり、くちばしで鳥かごにちょっかいを出しがちなんだそうです。
その為、鉄製の固い鳥かごだと、くちばしや体を傷つけてしまうんだそう。
さらにさらに、九官鳥は、鉄分を体内に貯めこんでしまう「ヘモクロマトーシス(鉄貯蔵症)」という病気になりやすい体質で、鉄製の鳥かごではそれを誘発してしまう危険性があるということなんです。
これらの理由から、九官鳥には竹製の鳥かごを使用するんです。
つまり竹製の鳥かごって、鳥さんに優しい仕様になってるってことなんですね。
そんな鳥に優しい鳥かごなら、インコにもいいんじゃない?って思いますが・・・
そこはアレです。先ほども出てきましたが、種子食のインコの噛む力。
インコってかじるのが大好きです。止まり木もガジガジと噛んでボロボロにしたりします。
かじるのが仕事!ってなくらい、かじりますが、それはくちばしのメンテナンスも兼ねてのことなので、やっぱりかじるのは仕事なんです。
我が家で飼っているウロコインコのくちばしの破壊力は半端ないです。そんじょそこいらのヤワな木は瞬殺でバリバリですね。
そんなウロコインコを竹製の鳥かごに入れようものなら・・・瞬殺で脱走してきそう。
セキセイインコならそこまでの破壊力はないから、竹製の鳥かごもなんとかいけそうな気がしますが、それでもやっぱりかじりますからね。瞬殺は無いとしても、いずれ壊されそうな気がします。
インコに竹の鳥かごが一般的ではない理由はこんな感じでした。
妙に納得しちゃいました。
まとめ
今回は竹製の鳥かごはなぜインコには一般的でないのか、というお話でした。
理由は竹の鳥かご愛用者の九官鳥の性質を知ることで納得です。
それにしても和系の小鳥には、やっぱりあのオリエンタルな鳥かごがよく似合いますね。
インテリアとしてもオススメ!な竹製の鳥かごはインコにはオススメじゃないって知っときんチャイ!
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