インコの飼育習性・特徴

鳥は必要な栄養素を体で認識しているってホント?!

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必要な物を必要な時に食べるインコ達

我が家で飼っているインコ達の餌はシードです。

シード餌だけでは必要な栄養素が賄えないので、ビタミンミネラルパウダーをまぶした牡蠣殻と、青菜類を副食として与えています。

ペレットならばそれだけで必要な栄養素がバランスよく配合されているので、基本的には副食は必要ありません。

じゃあペレットをあげれば簡単でいいじゃないか?と思う人も多いでしょう。実際、ペレットは最近ではインコの餌として主流になっていますし、獣医さんに薦められることもしばしばあります。

確かに必要な栄養素がそれだけで摂取できるというのは素晴らしいメリットですが、シーサンは個人的に思う所があって、シード餌に牡蠣殻を与えています。
>>「あなたはシード派ペレット派?インコの餌(主食)について」

我が家で与えているのは、ウロコインコのチャイオカメインコの丸くんをお迎えしたブリーダーさんが与えているものと同じものです。
>>「インコの餌を選ぶポイント&我が家のシード餌を紹介!」

副食のビタミンミネラルパウダーをまぶした牡蠣殻は、主食のシード餌とは別容器で与えています。

こんな風に。
牡蠣殻入れ

「こうしておくと、インコが必要な時に必要なだけ食べますよ。」とブリーダーさんに教えて頂きました。

つまり、この副食から得られるビタミンやミネラル、カルシウムが必要な時に必要な量をインコが勝手に摂取するというのです。

・・・本当ですか?

なんで必要な量が分かるの??

と、にわか信じがたい気持ちでいっぱいでした。

でも、どうやら本当みたい。と思わせる話を本で読んだので紹介します。

カルシウムを認識する鳥の話

先日、図書館でこんな本を借りました。

その名も「鳥の卵」。

この本の中にとても興味深いことが書いてありました。

卵を産む鳥たちは、当然ながら体内で卵を形成する訳ですが、卵の殻を形成する為の栄養素、とりわけカルシウムがたくさん必要になります。

たいていの鳥は体内にあまりカルシウムを蓄えていない為、卵殻を形成する時には食事から必要なカルシウム量を摂取しなければなりません。

その時に、当たり前のようにカルシウムを多く含んだ食事を選んで摂っているようなのです。

当たり前のように行うので何も不思議ことではないように感じますが、一体どうやって鳥たちはカルシウムを選んでいるのでしょうか。

経験から学習しているのでしょうか?でも、飼い鳥のインコやカナリアなどは、カルシウム補給のために与えられたカトルボーン(イカの甲)をこれまで一度も見たことがなくても、卵を産む前にちゃんと食べ始めます。

そこでニワトリを使ってとある実験をした人がいます。

しばらくカルシウムを断った複数羽のニワトリを、2つのグループに分けて、一方にはただのマカロニを、もう一方には穴の中に砕いた卵殻(カルシウム)を詰めたマカロニを食べさせました。

それから4時間後に、両方のグループに砕いた卵殻を好きなだけ食べさせて、食べた量を記録したところ・・・

ただのマカロニだけを食べたグループに比べて、卵殻入りのマカロニを食べたグループの方が、後から卵殻を食べた量が少なかったそうです。

つまり、卵殻入りのマカロニを食べたニワトリは、もう自分は必要なカルシウム量を十分摂取したということを何らかの方法で「分かっていた」ということになります。

こんな風に、自分に必要なカルシウム量をちゃんと認識して摂取している鳥たちですが、どうやってカルシウムを認識しているのか?味覚?視覚?本能?学習?そこはまだはっきりと解明されていないようです。

でもやっぱり、ちゃんと分かってるんですね。

ブリーダーさんに言われた通り、インコが必要な時に必要なだけ勝手に食べているというのも、確かにその通りみたいです。

実際、我が家のインコズも、時期によって牡蠣殻の摂取量が違います。やたら減る時と、あんまり減らない時があります。

ちゃんと自分で必要な栄養素を選んで摂取しているんですね~。

やっぱりインコって賢い!!

まとめ

今回は、インコは必要な栄養素をちゃんと認識して摂取していた!というお話でした。

カルシウムを含んだ食材と、自分が摂取した量をちゃんと分かっているというのはすごいことですね。

鳥は視覚も人間より優れていて、紫外線も見えているということを考えると、もしかしたらカルシウムが目で見えている・・・なんてこともあり得るかも?!

インコの不思議は興味深い!鳥ってすごいって知っときんチャイ!

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