ルチノーが欲しい・・・でもハゲはイヤだ
オカメインコにはルチノーと呼ばれる品種がいます。
ルチノーとは白みがかった黄色の個体のことで、オカメインコの中でも人気の品種です。
実はこのルチノーちゃんですが、遺伝的に頭頂部におハゲがある個体が多いという特徴があります。
それについてはコチラで紹介しています。
おハゲが多いルチノーですが、中にはハゲていない個体もいる様で・・・時にはブリーダーさんのところにこんな依頼があるそうです。
「ハゲてないルチノーのオスが欲しいんですけど・・・」
これって、実現可能な希望なのでしょうか?
さて、結果はいかに・・・?!イッテミヨー!
ルチノーのハゲる、ハゲないは断定できない
「ハゲてないルチノーのオスが欲しい」という希望をお持ちの方、実は結構多いかもしれません。
オカメインコ界(?)では「オカメといえばルチノー」というイメージがあるくらい、そもそもルチノーは人気品種です。
さらにオスとメスを比較してみても、どちらかというとオスの方が人気がある様です。
メスはあまり鳴かずに大人しく色も地味めなのに対し、オスの方が「ピーピョロ、ポロロ♪」とよく鳴くからだと思われます。メスは卵を産んでしまうから面倒だ、というのもあるかもしれません。
そのため、「ルチノーのオスが欲しい」という人は必然的に多いのでしょう。
ルチノーのオスは欲しい。でもハゲはイヤだ。
ということで、ブリーダーさんの元にはたまに「ハゲてないルチノーのオスをくだせぇ」と来る方がいらっしゃるのです。
「そうは言ってもお客さん・・・ルチノーってぇのは、これまたどういう訳かハゲの子が多くてねぇ・・・」
「いやいや大将、そこを何とか。ルチノーってのは、やっぱり可愛いだろう?あの薄っすらとしたクリーム色が・・・可愛いんだけども、あっしはどうもハゲが苦手でねぇ。なーに、簡単なことだろうよ?え?生まれてきたルチノーのオスで、ハゲてないのが居たら譲ってくれって話だよ。」
「お客さんがそれでもいいなら構わないが・・・後でその子がハゲてきても、文句言わねぇでくださいよ。金返せなんて言われたら、たまったもんじゃない。」
「何だって?今はハゲてなくても、そのうちハゲるかもしれねぇってのかい?そりゃ困るよ。あっしはハゲてないルチノーが欲しいんだから。将来的にも一生ハゲないルチノーをくれよ。」
「お客さん・・・そんなの分かるわけないじゃないですか。ハゲが嫌って・・・アンタだって子供の頃はハゲてなかったんだろう?それなのに、今じゃ立派にハゲてんじゃないですか。」
「だからハゲって言わねぇでくれよぉぉぉーー!」
・・・という訳で、実際のブリーダーさんはこんな落語調な江戸の商人みたいな人ではありませんが、ハゲてないルチノーというのは確約できないらしいのです。
雛の頃はまだおハゲじゃないルチノーさんでも、成長とともにおハゲが出てくる個体もいるそうです。
しかも、これまでの飼育経験から、オスの方がハゲる確率が高いとのこと・・・。
いまハゲてないルチノーさんは、もしかしたらこのまま一生ハゲないかもしれない。でもハゲるかもしれない。そしてどちらかというとオスの方がハゲ率が高いとくれば、「ハゲてないルチノーのオス」という注文はとっても難しいということが分かりますね。
従って、ルチノーを望む場合は「ハゲるかもしれない」と思ってお迎えしましょう。
生理的におハゲが受け付けないという方は、ルチノーをお迎えするのはやめましょう。
まぁ「あばたもえくぼ」って言いますでしょ?愛があれば・・・なんとやらです。
まとめ
今回はオカメインコのルチノーでハゲてないオスが欲しい!という願いは叶うのか?というお話でした。
将来的にはハゲるかハゲないかは分からないので、絶対にハゲが嫌な人にはルチノーはオススメできません。
ハゲちゃったらしょうがないけど、できればハゲてないルチノーがいいわ、という人は、今現在ハゲてないルチノーちゃんを探してみましょう。
あばたもえくぼ?おハゲもオカメ?個性として受け止めてみんチャイ!
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