インコの飼育習性・特徴

インコはどうして人の言葉を喋るのか?鳥と人間の驚きの共通点!!

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レイちゃん

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動物が人の言葉を喋るふしぎ

インコは人の言葉を真似して喋るのが上手な動物です。

しゃべる鳥としては九官鳥やオウムが有名ですが、比較的飼育しやすく、なおかつ喋る動物としてはインコがやはりオススメです。

他に人間の言葉を覚えてしゃべる動物はいるのかな、と考えてみましたが、鳥だけではないでしょうか。

インコが「シーサン!シーサン!ダイスキ!」なんて言ったりすると、そりゃあもうカワイイし嬉しいもんです。
言っておきますが、自分でその言葉を教えるのはかなり恥ずかしいですよ・・・

そんな「おしゃべりインコライフ」を送ってみたくて、インコを飼いたいと思う人もいることでしょう。

でも、一体なぜ、鳥だけが人間の言葉を真似てしゃべることができるのか、疑問に思い調べてみました。

今回の記事は、自分なりに調べた事を出来るだけ簡単にまとめて書いてみたいと思います。

それでは、インコが言葉をしゃべるのは一体なぜか!?

インコ ふしぎ発見!!

・・・どっかの番組のパクリじゃねーか

鳥と人間は似ている?

ウロコインコ
鳥がどうして人間の言葉を真似て発するようになるのか、そこにはいくつかの人間との共通点がありました。

①仲間とのコミュニケーションの取り方
②声を発することの出来る器官の発達
③声を発するときの脳の仕組み

大きく分けると上記のような点があります。これらが我々人間と鳥はとても良く似ているのです。

では、それぞれの項目について、見てみましょう。

①仲間とのコミュニケーションの取り方

セキセイインコとウロコインコ
人間は言語を使用して仲間とコミュニケーションを取ります。

鳥も、言語こそ持っていませんが、声を発することで仲間とコミュニケーションを取っています。

呼び鳴きすることで仲間の存在を確認したり、さえずる事で求愛したりします。

自分の仲間と出来るだけ同じような鳴き声を発することでお互いにコミュニケーションを取ったり、集団の中で上手く生活していくことができるという訳です。

セキセイインコのメスは、自分と鳴き声が似ているオスをパートナーとして選ぶ傾向がある様で、その為オスはメスに気に入ってもらおうと、出来るだけメスの鳴き声を真似る様になるんだとか。

このような習性のある鳥が人間に飼われて共に暮らしていると、飼い主のことを仲間(つがい)と思い、飼い主の発する声を真似ることでお互いの絆を保とうとするのです。

飼い主が話す言葉を覚え、真似してしゃべるようになる理由はこういうことだったんですね。

音を真似ているだけなので、言葉の持つ意味を理解している訳ではありません。

「おはよう」としゃべれるようになっても、それが「朝のあいさつである」と理解している訳ではありません。

ただ、朝の時間帯にしか飼い主さんは「おはよう」とは言わないな、程度は理解しているかもしれません。

実際我が家のセキセイインコのレイちゃんも、周囲の音や状況を見てドンピタのタイミングで的確な言葉をしゃべる時があります。飼い主が荷物持った瞬間に「ヨイショ」って言ったり。

とっても頭の良いヨウムは5歳児程度の知能があるとかで、簡単な会話が成りたつとか・・・

実はカラスもおしゃべり出来て、知能もチンパンジーより高いとか・・・

鳥ってものすごく賢いんですね。びっくりしました。

音や鳴き声を発することで仲間とコミュニケーションを取る動物は他にもいます。例えばイルカです。

でもイルカはインコのように、人間の発する音を聞いて、それを真似て発することは出来ません。

では、なぜ鳥は聞いた音を真似ることができるのでしょうか。

その理由は、先ほど挙げた人間との共通点②、③にあったのです・・・

インコ ふしぎ発見!!

・・・しつこい?

②声を発することの出来る器官の発達

怒るウロコインコ
人間は、声帯など声を発する器官が発達しているため色々な音を発する事が出来ます。

実は鳥にも、肺のすぐ上に「鳴管(めいかん)」と呼ばれるそこそこ発達した発声器官があります。

人間と鳥の発声器官がどうして発達したのか。実はここにも共通点がありました。

人間も鳥も「産まれたあとの子(ヒナ)が弱く、巣から動かずに親にエサをねだる」という行動を取ります。

親にエサをねだるために色々な声が出せるように器官が発達した、というのが一説のようです。

鳥の中でも喋るのとそうでないのがいますが、スズメ目(もく)、オウム目、アマツバメ目という3つのグループの鳥は「鳴管」周辺の筋肉が他の鳥よりも発達していて、色々な声が出せるとのこと。

3グループの中でもオウム目が一番色々な音を学べるらしいです。ちなみにインコは「オウム目インコ科」です。

ウロコインコもセキセイインコも「オウム目インコ科」ですが、ウロコインコはセキセイほどおしゃべり上手ではないみたいです。

鳥種によっておしゃべりレベルが異なりますので、おしゃべりするインコが欲しい!という方はコチラの記事もぜひ参考にしてください。

③声を発するときの脳の仕組み

音を学習する鳥と人間のもう1つの共通点。

それは「音を聞いた時と声を発する時」の脳の働きです。

脳には「音を聞いた時に働く部分」「発声する時に働く部分」がそれぞれあり、それらが大脳を介してつながっているかどうかがポイントです。

これらが大脳を介してつながっていると、聞いた声や音を学び、同じ音を真似て発することができるのです。

我々人間はつながっているので、耳で聞いた音を、聞いたとおりに真似っこして口から発することが出来ます。

これって出来て当たり前のように感じますが、実は先ほどの、脳の「聞く」部分と「発声する」部分が大脳を介してつながっていないと出来ないワザなんです。

例えばサルや犬。知能が高く、色々な行動を覚えて学習はしますが、聞いた音を同じように発することは出来ません。大脳を介して繋がっていないから。

犬は「おすわり」と聞いて座るという動作は覚えますが、「おすわり」と発声することは出来ないですよね。

インコは人間同様、これがつながっている為に、聞いた音を真似て発声することができるって訳なんです。

インコがおしゃべり出来るのは、習性や脳の仕組み、器官の発達が引き起こしたある種の奇跡だったのですね。

「人間の言葉をしゃべることができるインコはすばらしい!」に

スーパーひとしくん!!
起立ウロコインコ

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

没収!

まとめ

インコが言葉を喋ることができる理由は、

コミュニケーションの取り方、発声器官の発達、発声と音を聞いた時の脳の仕組み

この3つにありました。

人の言葉を真似して喋る能力は鳥だけが持っている、と考えると、「鳥ってすごいな・・・」としみじみ思ってしまいます。

あんなに小さな頭で、本当に色々な事を覚えて、飼い主のこともよく観察しています。

鳥は3歩あるくと忘れる、なんて一体誰が言ったのでしょうか。

みなさんも、ぜひおしゃべりインコライフを満喫してみてくだチャイ!

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