インコはかわいい。けど噛まれるのは嫌だ
インコ飼いの皆様、インコに噛まれたことありますか?
「ない」という人は恐らくいないでしょう・・・。あ、ケージに入れっぱなしで、餌や水を取り換える時も触れる機会がございません、って人は噛まれないと思いますが、放鳥させます、手や肩に乗せますって人は普通噛まれますよね。
インコに噛まれたら痛いですか?と聞かれれば・・・そりゃ痛いです。痛さの程度は甘噛みか本気噛みか、はたまたインコの種類にもよりますが、インコのくちばしって固いでしょ?あの固いので柔らかい指やら手やらを噛まれれば、普通に痛いです。
「噛みグセ」なんて言葉があるように、とにかく放鳥させる度にガブガブ~ガジガジ~とされて・・・インコは可愛くて好きなんだけど、噛まれるのだけは正直嫌だ。この噛みグセ、どうしたらいいの~?!と、悩む飼い主さんも多いことでしょう。もちろんシーサンもその一人。
シーサンはただのインコ好きのインコ飼育者なので、ムツゴロウさんや志村どうぶつ園のハイジさんのように動物の考えていることが手に取るように分かる!なんてことはありませんが・・・どうしてインコが噛んでくるのか、その理由を普段の飼育生活を通して考えてみました。
全てのインコの噛みグセを瞬時に直す特効薬的な方法はもちろんありませんが、理由が分かれば対処法も見えてくるんじゃないの~?という訳です。
あくまでも個人的な主観に基づいた内容です!と最初にお断りしておきますが・・・我が家のインコはなぜ噛むの?考えてみよー!
インコが噛むのはごく当たり前のこと
インコが噛むのはなぜか?ということですが、そもそもインコにとって「噛む」「かじる」というのはごくごく当たり前の行動です。
ケージの中でも止まり木をガジガジしたりしていますが、これはくちばしの伸びを防止する大切な行為です。物をかじる事によってくちばしを適度に削ってメンテナンスしています。
そして、「噛む」という行為自体の前に考えておきたいのが、インコにとって「くちばし」ってどんなものなのか?ということ。
我々人間の持っている道具の中で、一番便利で色んな事ができる機能的なものって何か知ってますか?
それは手です。
つかんだり叩いたり、感触を確かめたり温度を計ったり、器用に道具を使ったりと、その用途は様々です。私たちは手を使って色々なことをします。
インコには手がありません。手にあたる部分は翼になっています。進化の過程で手を翼に変えて、空を飛ぶことを選択したからです。
その代わりと言ってはなんですが、インコはくちばしを使って器用に色んなことをするようになりました。
食べる為に固い殻を割ったり、物をくわえて運んだり、羽づくろいで体をきれいにしたり、雛に餌を与える時にもくちばしを使いますね。
また、くちばしはとっても優れた感覚器官になっていて、インコはくちばしで触れることで色んなことを感じ取っています。
こう考えると、インコにとってくちばしは、我々人間の手と同じような役割を果たしていると言えます。
ここで、改めて今回のテーマ、「インコが噛む理由」に話を戻しましょう。
インコにとってくちばしは人間の手の様なものなので、きっとインコにしてみたら、「噛む」というよりは「触る」「つかむ」という感覚なんじゃないでしょうか。
攻撃的ではなく、指や耳を噛まれたり、かじって欲しくないコードとかメガネのふちとか・・・そういう物をかじるのは、噛んでるんじゃなくて触って遊んでるんです、きっと。
インコにしてみたら単に触って遊んでるだけなんだけど、なんせくちばしが固いもんだから、破壊力が飼い主の想像を上回ってしまって「痛っ!こら!噛むな~!」となってしまうんですね。
もちろん攻撃として噛んでくることもあります。人間だって、手で叩いたり払ったりして危険を回避しようとしますよね。意図せず捕まえられそうになったり、触られたくないのに人間の手が近づいてきたら、「やめろ!あっちいけ!」とガブっとしてきます。
怒って噛んでくるときは大体分かりますよね。目を吊り上げて「怒ってまっせ~」って表情になるし。そんな時は、何かが気にくわなかったってことでしょう。発情期などで気が立っている時には理由も分からず突かれたりしますけどね。「縄張りに近づくな!」ってこともあるでしょう。
特に怒っているわけでもなく、なぜか手をガブガブ噛んできて困る!って時は、インコにしてみたらただ触って遊んでるだけかも・・・。きっと噛んでる感触が心地よいとか楽しいとかって事なんじゃないかな?スクイーズをむにむにやってると、なんか気持ちいいみたいな。
この、とにかく色んな物をガブガブしてくるのって、人間の子供と同じで、インコも若い時期に多い気がします。
子育て経験者のお母さんなら分かると思いますが、子供ってとにかく色んな物触ります。スーパーでは片っ端から買いもしない商品をペタペタ触って、外では汚い壁を手で撫でながら歩いたり・・・ありますよね?
若さ故、色んな物に興味があって、とにかく触って確かめたい。インコもそうなんじゃないかな~。
ということは・・・これは触っちゃいけないよ!というのを上手く教えられれば噛み癖から脱出できるってことですね!
・・・
・・・・・・
さて、どうやって教えよう??
とりあえず、遊びながら簡単な「しつけ」をしてみるというのも手かもしれません。
そんな時にオススメな本がコチラ。
「遊んでしつけるインコの本」です。
本の内容については別記事「インコトレーニングにおすすめの1冊」で紹介していますが、
いいことをしたら、ご褒美がもらえる
という方式でインコに色々なことを教えてみよう、という内容です。
やり方によっては噛みグセ治しに使えるかもしれませんよ。
まとめ
今回はどうしてインコは飼い主を噛んでくるのか、インコが噛む理由について考えてみました。
インコには手が無いので、物に触ったり確かめたりするにはくちばしでツンツンガブガブするしかありません。(まぁ、足は置いといて)
インコにとっては噛むというよりは触っているだけなんじゃないかな?というのがシーサンの見解です。
どうにかこのお触りをコントロールできれば、噛みグセも脱出できるんじゃないかな~。
噛んでないよ!触ってるだけよ!なんでもツンツンしてみたいお年頃って思っときんチャイ!
コメント
わかります。そんな感じですよね?ツンツンハムハム触るの楽しすぎて興奮しまくってる時ありますから。少し落ち着いて〜〜?って思いますもん。
ちゃる様
甘噛みがじわじわと本気噛みになることもありますね( ;∀;)
首の薄い皮とか、ほくろとか・・・マジで止めてほしいです。