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小鳥のサプリメント「ネクトン」のメリットと使用の注意点を紹介!

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ネクトンSパッケージ
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インコのサプリメントとして有名なネクトン

インコの栄養補助食品、と言って、有名なのはやはり「ネクトン」ではないでしょうか。

「ネクトン」はドイツの商品のようでして、ドイツというのは、鳥の飼育の先進国と言われているようです。

「ネクトン」と言っても色々な種類がありまして、基本的にはビタミン剤のようですが、種類によって成分や配合が異なっています。

総合的だったり、換羽の時期の羽毛形成に特化したやつだったり、繁殖に特化したやつだったり。

人間のサプリメントと同じで、普段の食生活だけでは不足しがちな栄養素や、その時の体調などで色々な商品から選ぶ感じですよね。

特にインコさんは、「最近寝ても疲れが取れないんだよね~」とか、「夜中に何度も何度も・・・」なんて、自分の体調を言葉で教えてくれませんので、日頃与えている餌の栄養状態や、健康状態をしっかり観察した上で、何を与えるか検討してください。

今回は、実際にシーサンが使用した、総合ビタミン剤としての「ネクトンS」と、換羽期に必要な栄養素が強化された「ネクトンBIO(旧名)(現:BIOTIN)」を紹介します。

総合ビタミン剤の「ネクトンS」

ネクトンSパッケージ
「ネクトンS」は鳥類にとって必要不可欠な13種のビタミン類、18種のアミノ酸と多くのミネラル等が調合された総合ビタミン配合剤です。

ネクトンシリーズの中でも、一番基本的なマルチビタミン剤ってことですね。

特定の症状の緩和ではなく、日ごろの健康維持のために使用するなら、間違いなくコレでしょう。

シーサンが買った時のボトルはこんな感じ。

ネクトンS

シードが主食で栄養が偏りがちなインコさんに日常的に与えたり、あまり日光浴をさせてあげられない時や、風邪気味の時に与えると良いらしいです。

与え方は、飲み水に混ぜるか、餌に振りかける、と書いてあります。

我が家では、与える時は水にごく少量を溶かして与えます。

ボトルの中には付属のスプーンが入っているのですが、こんな風にアルミシールに爪楊枝で穴を開けて、
穴を開けたネクトン

飲み水に軽く1振りします。

シードが主食だと栄養が偏るとは言っても、まんべんなく色々な種類のシードをしっかり食べ、ボレー粉も食べ、青菜もしっかり食べていれば、特にビタミン不足を心配することはないようです。

とは言っても、シード餌はどうしても選り好みしやすく、好みの粒ばっかり狙い食いしちゃうんですよね・・・。

健康に良いといっても、どんなものでも摂取のし過ぎは体によくないです。

以前受けた、横浜小鳥の病院の海老沢先生による、鳥の栄養についてのセミナーでも、同じ種類ばかりではなく、色々なものをまんべんなく・・・とおっしゃられていました。

ちなみに、我が家でこの「ネクトンS」を使用していたのは、セキセイインコのレイちゃんがまだ雛の時。

ちょっと元気がなく、病院で検査したらメガバクテリアが少しいる・・・という時期がありました。

その頃に、「ネクトンS」を日常的に与えていました。

ただ、飲み水に入れて与えていても、あまり飲水してくれなければ結局は体に入らないんですよね。

普段食べている餌に振りかけるのも、過剰摂取になりそうでちょっと嫌だなぁ。

ということで、現在は、我が家がウロコインコとオカメインコをお迎えしたブリーダーさんが販売している、マルチビタミンミネラルパウダーを、牡蠣殻に振りかけて与えています。

マルチビタミンミネラルパウダー

これを牡蠣殻と混ぜ混ぜして、

牡蠣殻
牡蠣殻入れ

このように、ケージ内に設置しています。
「こうしておくと、インコが必要な時に必要なだけ食べますよ。」とブリーダーさんに教えて頂きました。

鳥さんて、自分にいま必要な栄養素は何か、何が足りていないか、ある程度自分で分かるらしいんです。そんな研究結果が、あったりもします。

この理論にのっとると、普段必要な飲み水(水分)や、日常食の餌に混ぜて与えてしまうと、過剰摂取につながってしまう恐れが出てきます。

ただ、ネクトンの説明書きの中には、過剰に摂取した分は体外に排出されるので、あまりにも摂りすぎていなければそこまで心配する必要はないとは思います。

与え方は、自分の飼育スタイルに合わせて、お好みで選ばれたら良いと思います。

換羽期に必要な栄養素が強化された「ネクトンBIO」

ネクトンBIO

こちらの「ネクトンBIO」は換羽期の羽の形成に必要なビタミン、アミノ酸、たんぱく質を強化した栄養補助食品です。
※「ネクトンBIO」は旧称で、現在は「ネクトンBiotin」になっています。

換羽と呼ばれる、羽の生え代わり時期には、インコさんは体力を消耗し、体調を崩しがちです。

換羽についてはコチラの記事を参考にしてください。

ネクトンBIOは、この時期に特に必要な栄養素を配合したものになっています。

こちらもネクトンSと同様、爪楊枝で穴を開けて、飲み水に少量振り掛けて与えます。

穴を開けたBIO

我が家では、セキセイのレイちゃんが、換羽の時に元気が無く寝てばかりになったので、購入して与えてみました。


数日で換羽がおさまり、キレイな毛が生えてきたように思います。

ネクトンの保管方法は?注意点はコレだ!

開封済みのネクトンですが、保管する上で気を付けたい点があります。

それは、湿気です。

ネクトンは粉末状で、湿気を吸いやすく、吸湿すると、固まってしまいます。

固まってしまったり、古くなってしまったものは栄養的にもよろしくないようなので、湿気を避けて保管しましょう。

良かれと思って冷蔵庫に入れると、出し入れの時に結露してしまい、すぐに固まってしまうようです。

なので、冷蔵庫ではなく、湿気を避けた冷暗所での保管をオススメします。

ちなみに、湿気対策セットとして、ジッパー袋と乾燥剤がセットになっている商品もありました。

まとめ

ネクトンSもBIOも、必ず与える必要があるわけではありません。
あくまでも、栄養補助食品なので、それが足りていなければ与えてみましょう、ということです。

ビタミンは過剰に摂取すると、体外に排出されるものと、排出されずに病気を引き起こすものがあるようなので、その辺りもよく気をつけて判断してあげてください。

元気が無かったり、栄養の偏りが心配な時には、ネクトンは与えやすくて便利なサプリメントです。

インコさんの普段の体調や餌を考えた上で、上手く取り入れることをオススメします。

ヘルシーなインコライフを楽しみんチャイ!

コメント

  1. ちもじょい より:

    初コメントさせて頂きます?。メガバクテリア再発で弱ったセキセイインコを救いたく、ネクトン等補助食品やサプリメントを調べるなか、赤ヘルインコさんの記事を拝見しました。参考になります。

    こちらは3羽のセキセイインコ、5才、4才半、3才7ヶ月と住んでいます???。2019年11月末にコシキジウム、メガバクテリア再発と病院で分かり投薬治療を続け、12月22日の通院時点で、コシキジウム完治。年末年始に備え、飲み薬2種を処方して頂き、お医者さんの指示通りの投薬と保温に努めていたのだけれど、3才7ヶ月の子が元旦の夕方から急変。…餌をほとんど食べず、体重も当然落ちるなか、お正月明けの通院までなんとかならないかと藁をもすがる気持ちでできることを行っているところです。いちばん元気の愛嬌者な子が最も危険な状態になってしまいつらいお正月ですが、がんばってみます。長文失礼致しました。今後も記事を楽しみにしてます?。

    • シーサン シーサン より:

      ちもじょい様

      コメントありがとうございます。
      飼っておられるセキセイさんが体調不良との事で、とても心配ですね。
      我が家のセキセイのメガバクについては、完治しているのかどうかは正直微妙なところです。
      もしかしたら体内にまだ保菌していて、免疫が低下すると発症するのではと個人的には捉えています。
      なので、発症させないためにも、毎日の健康って大事だな~と思いながら、今のところは静観している状態です。
      医療機関が軒並みお休みの新年に体調が急変するととても辛いですね・・・。
      なんとか乗り越えてくれることを祈っております。

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