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オカメインコの挿し餌は難しい?ポイントを抑えれば大丈夫!!

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オカメインコのひな2

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オカメインコの雛は育てるのが難しい?

よく飼育書や色々なサイトで「オカメインコの雛は育てるのが難しい」とあるのを目にします。

なぜそのように言われるのか?個人的に色々と検索した結果としては、以前は外国産のオカメインコが多く、それらはあまり丈夫な個体でないケースが多々あり、上手く育たず落鳥してしまう事が往々にしてあったようです。2羽飼って1羽育てば良い、くらいに。

「育てるのが難しい」と言われる理由のひとつに、これがあるような気がします。現在では国産のオカメもたくさんいますし、出所のしっかりした丈夫な雛をお迎えすれば、そこまでの心配はないんじゃないかな、というのが個人的な気持ちです。

ですが、それでもやはり「オカメインコの挿し餌は難しい」と言われています。それはなぜか?シーサンもオカメお迎え前に色々調べましたが、

「なかなか挿し餌が切れず、一人餌にするのが難しい」

という意見が多数ありました。

えぇー?そうなのか?そんなに皆が言うほど難しいのか?そんな事前情報があると、挿し餌のオカメをお迎えするのを躊躇してしまいます・・・。

それでもやはり、挿し餌から育てた方が懐きやすいだろうし・・・育ててみたい気持ちもあるし・・・でも失敗してまさか落鳥なんてことになったら後悔しきれません。

実際に我が家では挿し餌の雛からお迎えして、先日めでたく一人餌になりましたが、その経験を通して感じたことを今回は書いてみたいと思います。

それでは、オカメの雛って本当にそんなに大変なの?我が家ではこうだった!イッテミヨー!

挿し餌のオカメ雛が我が家にやってきた!

実はシーサンはウロコの挿し餌の時に一人餌移行に難航したため、そんなにみんながオカメの挿し餌に苦労しているなら、自信が無いので一人餌になってからお迎えしよう・・・、とブリーダーさんに最初は一人餌まで育雛をお願いしました。

「挿し餌しなくていいんですか?かわいいですよ。」「ウロコの挿し餌をしたことがあるのですから、ポイントさえ間違えなければ大丈夫、必ず出来ますよ。」とのブリーダーさんの言葉と、挿し餌についてのアドバイスを逐一頂ける環境だった為、結局心変わりをして挿し餌の段階からオカメインコをお迎えすることにしました。

そんな経緯で我が家にお迎えしたオカメインコ。名前は丸くんです。
オカメインコのひな

丸くんが我が家にやってきたのは31日齢。まだ1日に挿し餌を3回食べている頃です。

オカメインコは固体差もかなりある様ですが、だいたい50日齢前後で一人餌になるようです。丸くんをお迎えした時も、「あと2週間ちょっとは挿し餌が必要ですねー」と言われていました。

そして一人餌練習を経て、無事挿し餌を卒業したのが43日齢でした。我が家の丸くんのケースでは、かなりすんなりスムーズに進んでしまったため、結局挿し餌をしたのは12日間でした。

丸くんのように43日齢で一人餌は若干早い方だと思います。

そんな訳でお迎え前に抱えていた不安もなんのその、実際にやってみたら大変ということはほとんどなく挿し餌卒業となりました。

結局オカメインコの挿し餌の難しさを感じさせないほど丸くんは手の掛からない良い子で、それにブリーダーさんの的確なアドバイスがあり、難しいと悩むこともなく終わってしまいました。

すんなり進んだポイントを考えてみた

我が家のケースでは挿し餌からお迎えして大正解でした。ですが、うまく行く、行かないはやはり個体差・個人差がある様です。

これまで何羽も挿し餌の雛を一人餌にしてきたけれど、この1羽だけは上手く進まなかった、といった内容のものもありました。

一概にこうすれば大丈夫!という訳ではありませんが、実際に挿し餌を卒業させてみて、こんなことが良かったんじゃないかな?と個人的に感じた点をまとめておきたいと思います。

■元気でしっかりした雛を選ぶ

冒頭でも書きましたが、昔は弱い個体が多く上手く育たないケースもあったとのこと。免疫力の低い個体では、途中で病気などのトラブルがあることも。なるべくそんなトラブルは避けたいので、元気でしっかりと体重のある雛を選んでおくのが最前提といえましょう。

■しっかりとしたお迎え元を選ぶ

「元気でしっかりした雛」を選ぶ為にも、お迎え前の育雛環境は当然ですがとっても大切です。どのようにその雛が育てられてきたのか、挿し餌の間の栄養状態は将来の骨格や健康に影響します。

■不明な点はアドバイスしてもらえる等、問題を解決できる環境を整える

慣れない挿し餌を自宅で行うにあたり、分からないことや心配事をきちんと聞けて答えをもらえる環境はとても心強いです。これは「しっかりとしたお迎え元を選ぶ」事にも繋がってきます。お迎え元のショップに指示を仰いでも店員さんが鳥の飼育に詳しくなく、適当な答えしか返ってこないというケースもちらほら。突っ込んだ質問をして的確な回答が返って来ない様であれば、そのショップからお迎えするのは見送った方がベター。

■お迎え元の挿し餌道具と似たような道具を揃えておく

オカメインコは臆病で環境の変化に敏感です。お迎え直後に挿し餌を食べてくれない原因として、新しい環境に慣れていないということがあります。

なるべくこのような変化を少なくする為にも、挿し餌の道具もお迎え元となるべく同じ物にしておくと良いと思います。ちなみに我が家では丸くんお迎えにあたり、新たに挿し餌用スプーンを自作しました。

■挿し餌前後の体重チェックは基本!体重減少のタイミングを知っておく

インコの雛は挿し餌を食べ続けてどんどん体重が増え続ける訳ではありません。インコは空を飛ぶために体を軽くする必要があるため、羽をバタバタさせて飛ぶようになる前には必ず体重が落ちます。オカメインコの場合は35日齢くらいで飛ぶようになります。挿し餌をあげてるのに体重が減っていくときは飛行前かもしれません。

■一人餌移行サインを見逃さない

挿し餌を与えながらケージの床に大人用の餌を撒いておきます。それをくちばしでツンツン、コロコロとし出したら一人餌に興味がある証拠。人間の赤ちゃんが食べ物をじっと見てよだれをたらしていたら離乳食開始のサイン、と似たようなものですね。この仕草を見逃さないようにしましょう。

■思いきって空腹を感じさせるのがコツ

一人餌移行のサインが見えたら挿し餌の回数を減らしてお腹を空かせてあげることが大事です。お腹が空かないと自分から餌を頑張って食べようとしないからです。だらだらと挿し餌をこれまで通りの回数・量で与えてしまうと、自分から頑張って食べなくてもご飯がもらえるからいいや、となってしまいます。

■「挿し餌くれー!」のジャージャー鳴きに負けない

オカメの雛鳴き、ジャージャー鳴きと言われたりしますが、挿し餌をねだったり甘えたりするときに「ジャージャー」と結構なボリュームで鳴き続けます。一人餌練習中に挿し餌を抜き始めると、かなり必死にジャージャー鳴きます。はっきり言ってうるさいです。これに負けて「ちょっとだけなら・・・」と挿し餌を再開させないこと!

・・・と、ちょっと長くなってしまいましたが、大まかなポイントとしてはこんな感じかと思います。

まとめ

今回はオカメインコの挿し餌から一人餌への移行で苦労しないためのポイントをまとめてみました。

あくまでも個人的な考えなので、参考程度にして頂けたら嬉しいです。

一人餌移行の詳しいステップについてはコチラの記事で紹介しています。

実は思ったほど大変じゃないかも?!オカメインコの一人餌移行、頑張ってみんチャイ!

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コメント

  1. 真希 より:

    はじめまして。

    今週末にオカメインコの丸ちゃんと同じ里親様のところからオカメインコをお迎えします。
    昨日一人餌になったとの連絡をいただきました。

    きっと丸ちゃんと同じゲージにいたのだとおもいます。今日初めてシーサンのブログにたどりつき、うれしくってコメントしてしまいました。わが家にもシナモンのウロコがいますよ。

    今後ともブログアップ楽しみにしています。

    • シーサン シーサン より:

      真希様

      コメントありがとうございます!
      わー!本当ですか?同じ屋根の下で暮らしていたオカメちゃんなのですね!
      今週末が待ち遠しいですね。
      そしてウロコのシナモンも同じとは!
      我が家のウロコは新参者のオカメに敵意丸出しです・・・(ーー;)

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