オカメインコの雛に挿し餌をあげよう
先日、我が家では新たにオカメインコの雛をお迎えしました。オカメインコのノーマル男子で名前を「丸くん」といいます。
丸くんはまだ一人餌になっていない雛なので、1日3回挿し餌を与えています。
小鳥を挿し餌から育てるメリットは?といえば、やはり「人によく懐くようになること」でしょう。
でも挿し餌ってどうすれば良いの?やり方が分からない・・・果たして自分に出来るのかどうか不安だ、という方ももちろんいるでしょう。実はシーサンもその一人です。
そんなアナタに、我が家のオカメの挿し餌風景を写真と動画で紹介します。こうやってやればいいのねーと、なんとなく思って頂ければ幸いです。
それでは「How to オカメインコの挿し餌」イッテミヨー!
まずは挿し餌の準備をしよう
雛に挿し餌を与える前に、当然ながら挿し餌の準備をします。
■雛用パウダーフード等、お迎え前に雛が食べていた餌
■フードを入れる容器
■湯煎用の別容器
■給餌スプーン
挿し餌道具についてはコチラの記事で詳しく紹介しています。
これらの道具を準備する間に、お湯を沸かします。フードをお湯で溶いたり、湯煎にかけるのに使用します。
親鳥から餌をもらう雛は、冷たい餌は食べません。挿し餌を親鳥の体温と同じくらいの温度(約40℃)に温める必要があります。
用具の準備ができたら、挿し餌を作りましょう。ここで紹介する作り方は、あくまでも我が家で使用している雛用パウダーフードの場合なので、参考程度にしてください。
適当な容器にパウダーフードを入れて、
お湯で溶いていきます。
スプーンをゆるやかに傾けて、ポタポタと垂れる程度の固さにします。(記事後半の動画で確認してください。)
湯煎用の容器に熱い湯を入れて、フードの入った容器をセット。これでしばらくの間は適温をキープできます。
これで準備は完了です!
さっそく挿し餌を与えてみましょう!
せっかく作った挿し餌が冷める前に、早く雛に食べさせてあげないとー!
・・・と焦らずに、挿し餌を与える前には体重チェックを忘れずにしましょう。
挿し餌前の体重チェックは、雛の健康状態の把握や、挿し餌をどのくらい食べたかを知る目安になります。
我が家で使用しているのはタニタのデジタル式キッチンスケール。0.1g単位で測ることが出来て便利です。
量った体重を、我が家では飼育日誌的に手帳にメモして記録しています。
それと、挿し餌を与える前に「そのう」に前回の挿し餌が残っておらず、ぺたんこになっているか確認しましょう。ここが膨らんだままになっていると、食滞などのトラブルの可能性があります。
「そのう」はインコの喉から胸の間辺りにあります。
挿し餌を与える時はインコを片手で保定して、スプーンで挿し餌を与えます。
与える前にフードの温度を手の甲などで確認してみましょう。温度の目安は前述の通り、親鳥の体温に近い温度(40℃くらい)です。ただし、スプーンですくってから実際に雛の口に入るまでに少し冷めるので、触ってみてちょっと熱めのお風呂くらいの温度がちょうどいいです。フードだけでなく、スプーンが意外と熱くなっていることもあるので、スプーンの温度にも注意です。
いざ挿し餌スタート!スプーンでフードをすくって、口の中にゆっくりと流し込んであげるイメージです。
雛の食べるスピードに合わせて、スプーンを傾けてゆっくりと流し込んであげます。
この時の注意点は、
※鼻にフードがかからないようにすること。
※スプーンを傾け過ぎてフードを流し込み過ぎないこと。
この2点です。
基本は雛が食べたがるだけ与えてOKです。
最初の一さじだけ勢いよく食べて、あまり続けて食べてくれないという時がありますが、そんな時は少し間を置いてから与えてみましょう。
親鳥が複数の雛にご飯を与えている情況を考えると、一羽の雛だけに連続でご飯を与えないですし、親鳥のお腹が空っぽになったら、親鳥が餌を食べに行って帰ってくるまで雛達は巣の中で待っている訳です。そのくらいの間を取って再度挿し餌を与えてみると食べてくれたりします。
たらふく食べると、ぺったんこだった「そのう」がぽっこり膨れます。
そして、食後にまた体重を量ります。
「食後の体重」-「食前の体重」=「食べた挿し餌の量」となります。
最初は大人しくじっとして食べてくれていても、だんだん活発になってくると保定もくそもありません。こんな感じになってしまうことも・・・
「おりゃーーーー!」って感じで食べてますね・・・(苦笑)。
挿し餌の濃度と実際の与え方を分かりやすく確認できるように動画にしてみました。
参考にしてみてください。
まとめ
今回はオカメインコの雛の挿し餌の一連の流れを紹介しました。
これを1日に3回から2回・・・1回と回数を減らしていき、一人で餌が食べられるようになるまで続けます。
お迎え後に挿し餌を与える期間は、一般的にお迎えする日齢の雛の場合で約2週間前後でしょうか。長い用であっという間ですね。
挿し餌の雛は独特の可愛さがあってたまらんよ!皆もオカメの雛を育ててみんチャイ!
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