インコの飼育病気・病院習性・特徴

インコが寝てばかり。これって具合が悪いの?

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眠るウロコインコ
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寝てばかりの時はじっくり様子を観察してみよう

インコは日中、ちょいちょいお昼寝をします。

ピーピーギャーギャーと、鳴いてうるさいイメージを持っている人もいるかもしれませんが、インコは意外と昼間は静かに過ごしている時間が多いものです。
(まぁ、うるさい時もありますよ)

そして、インコの睡眠についてですが、あまり熟睡をしません
そもそも野生下では熟睡してしまうと外敵に襲われる危険性が高まるため、軽く寝ることをちょいちょい繰り返しています。

半球睡眠といって、片目だけ閉じて脳を半分ずつ休息させたりしています。

これは、野生下では「ぐっすり眠ることができない状況」にいる動物が取る熟睡方法です。

そのため、通常なら寝ていても、何か物音がしたり、ケージに近寄ったりするとパカっと目を開けて動き出したりします。

そんなある日のこと。

我が家のセキセイインコのレイちゃんをふと見ると・・・

変な体勢で寝るセキセイインコ

・・・なんか変な体勢で寝ている??

近寄って見てみると、

変な体勢で寝るセキセイインコ2

・・・寝てるよ。

ケージをくわえたまま、寝ちゃってます。

普段こんな体勢で寝ていることがなかったのでびっくりです。
いつもなら、寝ていても誰かが近寄ると起きて動き出すのですが、この日に限っては、

あまり調子がよくないセキセイインコ

薄っすら目を開けるものの、

変な体勢で寝るセキセイインコ2

また寝ちゃうんです。

なんかいつもと違っておかしいぞ?!

体力低下のサインかも

「やたら寝てばかりいる」という状態は、体調不良のサインの一つです。

人間も同じですが、具合が悪い時はだるくて横になって休みたくなりますよね。

鳥も体力が落ちている時は寝る時間が多くなります。

ただし、基本的に小鳥は具合が悪いことを隠す動物です。
具合が悪いことを他者に悟られると、捕食の的にされてしまうからです。

具合が悪いことを隠すため、本当はだるくて動きたくないけど、誰かが近づいてきたから元気なふりして無理やり動こう、ということはあります。

寝てたけど、近寄ったら動いてるから平気だな、という判断はあてになりません。

実際、我が家のケースでは、「元気がない」よりも、「カラ元気」な状態が体調不良のサインだったこともあります。

あからさまに元気がなさそうな様子を見せているときは、かなり末期かもしれません。

体調不良時に確認するその他のポイント

とにかく、インコが普段とちょっと違う様子を見せている時は、体調不良を疑った方が賢明です。

いつもと違った様子というのは、個体によってまちまちだと思いますが、シーサンがとりあえず確認するポイントは、

  • フンの状態
  • 餌の食べっぷり
  • 膨らんでじっとしている頻度
  • おしゃべり上手な鳥の場合はおしゃべりの頻度

これら4点です。

フンの状態は、体調不良がストレートに出やすい部分なので、普段のフンの状態(色や形)や量を頭に入れておき、それらと比べてみましょう。

参考までに、多尿と下痢の違いについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

我が家のセキセイインコのレイちゃんは、普段ブツブツとおしゃべりをするインコですが、体調がイマイチの時はおしゃべりもしなくなります。

何かおかしい!と思ったら、まず保温

インコの様子が何かいつもと違っておかしい!と思った時の対処法ですが、とにかくまず最初にすることがあります。

それは「保温」です。

インコの体温は42度と高めです。

体調を崩すと、体温の調節ができなくなってしまうので、人よりも高い体温を持つインコにとっては、人が快適な部屋温度でも「寒い」と感じてしまいます。

羽を膨らませるのは、体に温度をため込むためであり、寒い時にするサインの一つと言われているのはそのためです。

保温をすることで体力を温存させ、免疫力を高めることができます。
ちょっと具合が悪いな・・・程度なら、保温で元気になることが結構ありあす。

この時の寝てばかりいたレイちゃんも、保温で一日様子をみたら、翌日にはいつものレイちゃんに戻ってくれました。

ちょっとした体調不良にとても効果のある、この「保温」という手段。

この作戦で元気になってくれるか否かは、日常的に保温をしているかどうかによります。

我が家では、冬場でも日常的に保温はしていません。

いつも保温をしていないから、ちょっと体調不良の時には保温をしてあげるだけで復活してくれます。

日常保温をして飼育していると、体調不良のときにやってあげられることがなくなってしまいます。

冬でも保温は不要!という理由の一つはここにあります。

保温はいざという時のためにとっておきましょう。

この時はペットヒーターすら持っていなかったので、突発的な保温にはこちらを使用しました。

湯たんぽです。

これをケージのそばに置いて、厚手のタオルでケージごと覆ったりして保温しています。

ペットヒーターがないけど、とっさに保温したい!って時にオススメですよ。

まとめ

今回は、インコが寝てばかりいるのは体調が悪いのか?というお話でした。

基本的に人間と一緒で、寝てばかりいる時は体力が低下している証拠です。

早めに保温をするなどして、対処してあげましょう。

そんなシーサンも、寝ても寝ても毎日眠くて・・・保温の為にこたつから動けなくなっております(おいコラ)。

寝てばかりいるのは元気がないから!そんなときは優しく温めてあげんチャイ!

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