インコの休憩の仕方
インコは日中ケージの中で、大人しく静かに過ごしている時間がちょくちょくあります。
眠っているのかな?と、よく見てみると、片方の目だけ閉じてじっとしている事があります。
シーサンは子供の頃にインコを飼っていて、このような姿のインコをよく見ました。
これって眠っているのかな?どういう状態なんだろう?と、ちょっと気になったので調べてみました。
今回は、インコの片目睡眠法についてです。
それでは、イッテミヨー!!
片目睡眠法ってなに?
私たち人間は、睡眠時には両目を閉じて眠りますよね。
我が息子はたまにちょっと半目のようになって寝ている時がありますが・・・基本両目を閉じて寝ます。
熟睡して夢の中・・・とっても気持ちよくて、目覚ましの音で起こされるのが苦痛だったり。
ですが、動物の中には、人間のような熟睡状態になってしまうと生命の危険に陥る者たちがいます。
たとえば、イルカ。
イルカは水の中で生活していますが、哺乳類で肺呼吸なので、完全に眠ってしまうと溺れてしまうそうです。
渡り鳥も、長い時間飛行を続けるために、飛んでいる間は眠ることが出来ません。
インコのような自然界で生活している小動物も、夜の間に熟睡してしまうと、敵に襲われてしまうかもしれないのです。
このように「ぐっすり眠ることができない状況」で、動物たちは片目だけ閉じて眠る「半球睡眠」という方法を取って休憩するのです。
片目を閉じると、脳の半分も眠った状態になるとのこと。
右目を閉じれば左脳が、左目を閉じれば右脳が休憩状態になるのです。
なるほど!
インコが片目でじっとしているのは、つまり半分ずつ眠っていたということなんですね!
ちなみに人間でも、この「半球睡眠」が出来るんじゃないかと研究している人達がいるそうですが・・・実際どうなんでしょう。
これができると24時間起きていられるとかで、眠らない兵士を作ろうとしている国があるとかないとか・・・。
実用化されたとしても、シーサンは睡眠が好きなので、両目を閉じて寝るけどね!
さて、話を戻しますが、インコはしばしば半球睡眠で、浅い眠りを繰り返し繰り返し取ります。
そのため、一日の睡眠時間が約16時間と長い!(自然界のインコの場合ですよ)
眠りが浅いため、睡眠時間を多く取らないといけないそうです。
寝ていても何か危険を察知したらすぐに動けるように、質より量の浅い眠りで過ごしているのですね。
室内飼いのインコさんも、部屋がいつまでも明るかったり、物音がしたりすると上手く睡眠が取れませんので、ケージカバーをして暗くしてあげたり、静かな部屋に移動させてあげたりしましょう。
まとめ
インコが片目を閉じてじっとしているのは、「半球睡眠」といって、半分ずつ眠っていたのでした。
これをしていたら、つまりは「眠い」「休憩したい」ということなので、そっと静かにしててあげましょう。
右目を閉じているから、左の脳が休憩中~♪などと、心の中で観察してみましょう。
室内飼いのインコさんは、野生に比べて安全な環境で生活しているので、インコさんが安心しきっている状況であれば、両目を閉じて眠ることも多いそうです。
飼い主さんの手で眠ってしまうのも、安心して気を許している間柄だからなのでしょうね。
私たち人間も、片目ずつ閉じたら、ちょっと休憩くらいは出来るかも?!
片目を閉じていたら半分眠っているよ!そっとしといてくだチャイ!
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