インコはよく首をかしげる?
カメラやスマホでインコの写真を撮ろうとすると、よく「何?」と首をかしげるポーズをしませんか?
この仕草、本当に「何?」と言っているように見えて、とっても可愛らしいです。
「何?」
ふっと何かを見る瞬間に、小鳥はよく首をかしげて物を見ています。
これ、実は「何?」のポーズ・・・ではないみたいなんです。当たり前か?!
前回は、鳥の利き足について書きました。
この利き足の記事にも書きましたが、オーストラリアのマッコーリー大学という大学の生物科学科グループが「16種類のオウム322匹について、その利き足と利き目の関連を調べた」研究結果が、2011年「biology letters」のオンライン速報版に掲載されていました。
その研究結果によると、利き足が右足のオウムは、まず右目で物を見てから、その物を右足でつかむ。利き足が左足の場合は、左目で見て、左足でつかむということらしいです。
利き足の前に、利き目がある、ということ。
鳥には利き目がある
実は、先ほどの「首をかしげて物を見る」というインコの仕草がこの「鳥の利き目」と関係があるのです。
鳥の目は、頭の右側と左側に分かれてついています。
人間は分かれていません。1つの面(?)に同じ方向を向いてついています。
このため、鳥は目の前の物体を見るときには、人間のように両目で同時に見ることができません。
首をかたむけて、左右どちらかの目で物を見ることになります。
この、左右どちらかの目で見る時に、使っているほうが「利き目」になります。
前回の利き足の記事でも書きましたが、利き目が左なら利き足も左、利き目が右なら、右が利き足です。
この事から分かるように、インコがよく首をかしげる仕草をするのは、左右どちらかの目で物を見るためだったんですね。
「何?」と言っているわけでも、可愛らしく見せるためにぶりっ子しているわけでもありませんでした・・・当たり前だってば。
利き目を使って物を見るということは、首をかしげる方向も同じ方向が多いということでしょうか。
我が家のウロコインコのチャイは左足で物を掴むので、左利きのようです。
きっと左目でまず物を見ているのでしょう。
今後ちょっと気にしながら、観察してみようと思います。
まとめ
インコがよくする、可愛らしく首をかしげる仕草には、実は利き目が関係していました。
どちらかの利き目で物体を見ようとするため、首をかたむけていたんですね。
インコの写真を撮ると、「なーに?」のように可愛らしく首をかしげたポーズが多いのはそのためだったのです。
あなたのインコの利き目はどっちかな?今度観察してみんチャイ!
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