オカメインコのノーマルの雌雄見分け方
オカメインコの雌雄判別はどうやってするのかと言いますと、大きく分けて
・遺伝的に判明
・血液検査
・外見の違い
・行動の違い
これら4つから判別可能です。
「遺伝的」というのは、この種のオスとこの種のメスを掛け合わせて、生まれてきた子の色がこれだったら性別はこれ!ってパターンがありまして、調べなくても性別が分かるという事です。これは繁殖をされたブリーダーさんにしか分からないです。
「血液検査」は文字通りですが、検査で性別が分かるということ。結果はほぼ100%だと思います。
これら二つは、生まれたばかりの雛でも雌雄の判別が可能ですが、残り二つの「外見」「行動」については、雛のうちはまだ判断がとても難しいです。なぜなら、見てくれに性別の違いが表れるのは、ある程度成長してからになるからです。
で、オカメインコのノーマル(グレーの個体ですね)の場合は、オスとメスで体色に違いが表れます。
違いが顕著なのが、顔の色と、翼・尾羽の模様です。
顔の色については、こちらの記事で詳しく紹介しているので読んでみてください。
オカメのノーマルの翼と尾羽ですが、雛のうちは雌雄ともに、縞のような模様があるんです。
これが、メスの場合は成長してもずっと模様があるのですが、オスの場合、成長すると模様がなくなるんです。
えーそうなの?!知らなかった!という方も、知ってたけど、実際見たことない!っていう人も!
実際にどんな模様で、どのように変わるのか、分かりやすく写真で紹介するので見てみましょう!
雛換羽で模様がなくなるノーマル男子
我が家で飼っているオカメインコの丸くんは、ノーマルの雄です。
丸くんの性別は遺伝的にオスだと分かっていたケースです。
オカメインコのノーマルは、雛のうちは雌雄ともに翼と尾羽に模様があります。我が家のオスはこんな感じでした。
これが雛の頃の尾羽。
翼の写真が・・・ちょっとボケてますが、こんな感じでした。
これが生後約6か月~1年後の雛換羽を迎えると、この模様の入った羽が抜けて、新しい羽がはえてくるのです。雛換羽についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
つまり、模様がなくなるというのは、今ある模様が消えるわけではなく、羽が抜けて、新しく模様の無い羽が生えてくるって訳です。
で、新しく生えてきたらこんな感じになります。
あら、グレーになりましたね。
分かりやすく、実際に抜けた羽を集めて並べてみましたよ。
全部は集められず、本数にばらつきがありますが、どうぞご覧ください。
これが、生まれてから雛換羽までの、雛の間に生えていた翼と尾羽。
で、これが、雛換羽後に生えた模様のない羽。
どうですか?全然違いますね。
ちなみに、模様のなくなった尾羽の裏側はこんな感じです。
表側よりも黒いです。
こんな風に、オカメインコのノーマルのオスは、模様の入った翼と尾羽は一度抜け落ちたらもう生えてこないんです。
そう考えると、この雛のうちだけの模様入りの羽がなんとなく貴重に思えて、捨てられなくなっちゃうんだなぁ。
なんか、赤ちゃんの髪の毛で筆作るみたいな気持ち?
まとめ
今回はオカメインコのノーマルは雌雄で翼と尾羽の模様が違うよというお話でした。
最初から違うわけではなく、生後6か月頃から段々と起こる、雛換羽の前後で変わるというわけです。
ノーマル男子の模様付きの羽は、抜けたら二度と生えてきません。
みなさんも是非保管しておいて、成長した後にしみじみと見比べてみてください。
抜けた羽を保管するなら、きれいに洗ってからがオススメですよ。
抜けたらもう生えてこないよ。大事に取っといて後でしみじみ眺めてみんチャイ!
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