ニギコロの道は1日にしてならず!
「ニギコロ」って知ってますか?インコ用語で、手のひらの上でインコがコロンと仰向けになる状態のことです。
「ニギ」って「コロ」だから「ニギコロ」かな?と思いますが・・・。
さて、このニギコロですが、人間の手の上でこんな無防備な姿を見せてくれるなんて・・・愛くるしくて心がキューンとします。
私もやってみたい!とインコ飼育者なら憧れることでしょう。
でもこのニギコロ状態、実は結構ハードル高いんですね。
まず、ニギコロをさせてくれるかどうかは鳥種によります。背中を地面につけて仰向けになる習性がある鳥なら高確率でやらせてくれますが、そうでない鳥にとっては難易度Zです。
我が家にいるのはセキセイインコ、オカメインコ、ウロコインコの3羽3種類です。この中ではセキセイ、オカメはまず無理です。可能性は限りなくゼロ。
唯一ウロコインコのチャイだけがニギコロさせてくれます。
ウロコインコは「コニュア」と呼ばれるインコで、コニュアの仲間は床に背中をつけてコロコロとする仕草を好む個体が多いようです。
いくら習性としてそういう行動をするからと言って、人間の手のひらの上でそれをやるかどうかは別の話。本人(本鳥?)が安心できて楽しい、心地よいと思っていないとやってくれません。
つまりニギコロの為にはちょっとしたトレーニングが必要って訳です。
という訳で今回は、我が家ではどうやってウロコインコのチャイにニギコロを教えたのか?です。
うちのインコにもニギコロやらせたい!という方に参考にして頂ければと思います。
手で触られることに慣れてもらおう
前述の通りニギコロとは、手のひらに背中をくっつけて仰向けになる状態です。
仰向けの状態にする前に、まずは背中に手のひらがくっつくことに慣れてもらいましょう。
こんな風に、
頭をなでなでしながら、手のひらを背中にちょっとずつくっつけてみたり。
手に乗せた状態で、背中をふんわり包み込むように触ってみましょう。人の手に包まれる、軽く握られることに慣れさせる第一歩です。
手でふんわり包まれることに安心して、リラックスした状態になってもらいましょう。
ここで大切なのは、
結果を急いですぐにひっくり返さないこと。
これです。
急にひっくり返されて仰向け状態にされることは、インコにとって恐怖です。
自分だって、巨人(野球のじゃなくて)に掴まれて、急にひっくり返されたらめっちゃ怖いでしょ?
文字通り天と地がひっくり返るくらいびっくりします。
「ひっくり返される=恐怖」という図式を植え付けてしまうとニギコロは難しくなります。
何にしてもコロンと転がすためには手で軽く握らないと出来ませんので、まずはニギコロの「ニギ」の状態に慣れてもらいます。
「人の手に握られるって気持ちいい~♪」
って思わせたらファーストステップクリア!
だんだん縦から仰向けにしてみよう
手で軽く握られることに慣れたら、その状態のままゆっくり縦にしてみましょう。
この写真は片手ですが、最初は両手で包んだ状態から始めてみましょう。
手で握られることに十分慣れていれば、両手でも片手でも握った状態で落ち着いているはずです。
縦状態に慣れてきたら、ゆーっくり、ゆーーっくりと仰向け状態にしてみます。
これまた写真は片手ですが、両手で包んだ状態でもモチロン大丈夫。
手で握った状態で仰向けにすることができればニギコロはほとんど完成です。
物凄くリラックスして気を許した状態になるまでは、インコの足は指をつかんだままです。
こんな風に。これはこれで可愛いんですけどね。
日常、止まり木に止まって過ごしているインコ達なので、やっぱり何かをつかんでいると安心するんでしょうね。足場がしっかりした状態というのか。
もうこれでニギコロ完成!でも良いのですが、さらに上のレベル、ニギコロマスターを目指しましょう!(なんじゃそら)
心地よすぎてインコがほわ~んとした気持ちになってくると、足の力が段々抜けてきます。
そうしたら、そーっとそーーっと、握られている指や手を離してみてください。
それでも安心して大人しくしていたら、ニギコロマスターの称号が与えられます!!(誰に?)
晴れてニギコロマスターになると、こんなことして遊べちゃう。
みんなも頑張ってニギコロマスター、ゲットだぜ!!
まとめ
今回は我が家で実践したニギコロトレーニングの紹介でした。
ニギコロはあせってはいけません。ひっくり返すことが出来る状態になるまで、コツコツと日数をかけて慣らしていきましょう。
インコのニギコロ姿はとっても可愛いよ!みんなもやってみんチャイ!
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