人間には分からない青いインコの秘密
我が家には青いセキセイインコのレイちゃんがいます。
何種類かの色の雛がいる中から、我が家の子供たちが「青いインコがいい!」といってお迎えしたセキセイインコです。
シーサンも子供の頃、同じ色のセキセイインコを飼っていたこともあり、好きなんですよね青いインコ。
そんな青いセキセイインコはどうして青いのか?という記事を前回紹介しましたが・・・
上記記事を書くにあたって、参考にしたのは【Bird Talk】というアメリカの鳥専門雑誌です。
この雑誌に、青いセキセイインコの秘密(?)として、もう一つ面白いことが書いてありました。それは、
「青いセキセイインコは人には魅力的に見えても、インコ仲間にはモテない」
といものです。
えぇ?!うちの青いレイちゃんは、モテない君だったのか?!
言われてみれば・・・この写真なんて鼻毛出ちゃってるし。
フガフガ~~
って、それは関係ないだろー!
一体どういうわけで青いセキセイインコはモテないというのか?!理由を紹介します。
人間とは違うインコの視覚
人間には素敵に見える青いセキセイインコが、なぜインコ仲間には人気がないのか。
その理由は「インコの視覚」にありました。
我々人間は3原色で世の中の物の色を見ていますが、インコは4原色で見ています。人間が見える色プラス、紫外線が見えると言われています。
紫外線が見えるって、どういうこっちゃ?と思われた方は、コチラの記事をご参照ください。
この為、人間が見ている色の世界と、インコ達が見ている色の世界は微妙に違うんです。
ここで今回のお題の青いセキセイインコと、インコ達が見ている色の世界に繋がりが出てくるのですが・・・その前に。セキセイインコの原種って何色か知ってますか?
前回の記事を読んで頂いた方は分かると思いますが、原種、つまり野生のセキセイインコは緑色です。顔は黄色でボディーは緑、背中に黒の縞模様です。
で、この原種の緑色から黄色の色素が欠乏したのが青いセキセイインコです。ちなみに緑色から青色が欠乏すると黄色のルチノー。黄色も青も欠乏したのがアルビノ(白)です。
緑、黄色、青、白が出てきましたね。
インコには紫外線による色が見えていると先ほど述べましたが、実はこの4色の中で、紫外線を受けると蛍光を発する色があります。それが緑と黄色です。
我々人間は紫外線を見ることはできないので、緑と黄色は普通に緑と黄色に見えますが、インコ達には蛍光を発して見えているらしいのです。
どんな感じに見えているんでしょうね・・・ピカピカリーンって、綺麗に見えるんでしょうか。不思議です。
緑と黄色は蛍光を発しますが、青と白は発しません。つまり、インコ達にとっては、
緑と黄色はキラキラ綺麗(=原種とルチノー)
青と白は別に普通、興味なし(=ブルーとアルビノ)
こんな風に見えているらしいんです。
するってぇと、我が家のセキセイインコのレイちゃんは、体は青いですが顔は黄色です。ついでにオカメインコの丸くんも、体はグレーで顔だけ黄色。
フガフガ~(だからこの鼻毛の写真やめろって)
顔だけ黄色
この2羽は・・・顔だけ輝いて見えるってことなんでしょうか。
そして、ウロコインコのチャイは緑がメインなので、
「お前、キラッキラだなぁ~!!」って思われてるんでしょうか・・・。
インコに聞いてみないと分からないですがね。
以上、顔だけ男のレイと丸でした。
まとめ
今回は、青いセキセイインコは実はインコ仲間にはモテないんじゃないの?というお話でした。
人間にとっては魅力的な青いインコも、インコの視覚で見るとカッコよく見えないらしいです。
まぁ、あばたもエクボなんて言いますし、色はビミョーだけど鳴き声が素敵!とか、その優しさに惚れた!なんてことがインコの世界でもあるのかどうか・・・。
モテないボディーは性格でカバー?!人間にとっては幸せの青い鳥って思っときんチャイ!
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