インコを複数羽飼う理由
我が家ではセキセイインコ、ウロコインコ、オカメインコの3羽を飼っています。
小鳥を飼っている人の中には、1羽だけでなく複数羽飼っている人、結構いらっしゃいます。
1羽だけだと寂しそうだからお友達をお迎えしてあげたくなったり、同じ種類のインコで別の色の子が欲しくなったり、全く別の種類のインコが欲しくなったり・・・と、多頭飼育に至る理由は様々。
可愛いからたくさん飼いたい!って言っても、飼育スペースだったり、お世話の手間だったりと、多頭飼育にはそれなりにデメリットもあるのが事実。
それでもインコの多頭飼育者の多くが、その生活を楽しんでいるのもこれまた事実です。
という訳で今回は、インコの多頭飼育生活の良い所って、どんなところか?
あくまでも個人的主観に基づいた内容ですが、挙げてみたいと思います。
多頭飼育のメリット
インコを複数羽飼っていると大変なこともありますが、それ以上に良いこともたくさんあります。
思いついたメリットを、いくつか挙げていきます。
●インコの個性を楽しむことができる。
まずはコレ。やっぱりインコって1羽1羽違います。
同じ種類のインコでも、性格が違ってみんな個性的です。
種類が違えば、これまたその種特有の特徴を感じることが出来ます。
みんな違ってみんないい・・・。
あれ?金子みすゞになっちゃった。
●インコ同士、お互いの存在が良い刺激になる。
1羽だけでポツンと部屋に居るよりは、やっぱりお仲間が近くにいると寂しくないし、お互いの存在と行動が気になるものです。
我が家のケースでは、セキセイインコのレイちゃんをしばらく1羽だけで飼っていました。
単頭飼育中のレイちゃんは、それはそれはもう小心者のビビりで、新しい物にはあまり近づかないタイプでした。
新たにウロコインコのチャイをお迎えする時も、ビビり過ぎてストレスになってしまわないかと正直心配でしたが、様子を見ながら同時に放鳥させたりしているうちに、お互いの存在に慣れてきて、上手いこと共生するようになりました。さすがにケージは別々ですよ。
それに、異種の相手と関わることで、社会的に色々と学んでいるようです。
インコは集団生活をする動物なので、集団の中には社会が形成されます。
ちょっと力を入れてつついたら、仲間に「痛い」と怒られてしまった。今度はもう少し力を弱くしてハミハミしてみたら、相手は気持ち良さそうだった。
こんなやりとりを重ねて、幼いインコは力加減を学んだりします。インコだけでなく、社会を形成する動物は皆そうです。もちろん人間も。
我が家のレイちゃんも、多頭飼育になってから行動が少しずつ変わってきました。
興味のある物に自分から近づいてみたり、どうやって動いたら自分が上手くやっていけるか・・・そんな動きになってきました。
鳥社会を学ばせるには、やっぱり鳥同士、ですね。
●比べる対象がいると異変に気付きやすい。
1羽だけで飼っていると、ちょっと様子がおかしい?なんて時でも、こんなもんかな・・・とうっかり見過ごしてしまいがちです。
とある実例ですが、羽毛がまばらで生えていない部分が見え隠れしているけど・・・ただの換羽かな?もしかしたら、みんなこんな感じなのかも。
なんて思っていたら、実は毛引きをしていた。ということがありました。
初めて飼った鳥さんならば、毛引きをしている状態の子としていない子を見比べてみないと、「おかしいかもしれない」ということに気づきにくいものです。
複数羽飼っていると、比較の対象が周りに居るので、異変に気付きやすいというメリットがあります。
●餌の購入サイクルが早いのでいつも新鮮。
インコの餌選びで一番大切なポイントは何か知ってますか?
それは「鮮度」です。〇〇寿司の広告じゃないですよ。
餌を購入する際には、商品入れ替えサイクルの早そうなお店で、なるべく新しい物を選ぶことが大切。
でも、1羽だけで飼ってると、なかなか減らないんですよね・・・餌。使い切るまでの期間が長くて、鮮度が落ちちゃう。
そんな悩みも多頭飼育なら解決!餌の減りが早い分、購入サイクルも早いので、美味しいうちに使い切ることが出来ます。
ただし、鳥種によって餌が違う場合は当てはまりませんが・・・。
●一羽亡くなった時の心のダメージが和らぐ。
これは賛否両論あると思いますが、敢えて挙げます。
まず誤解して欲しくないのは、いっぱい飼っていれば1羽くらい亡くなってもショックが少ないと言っているのではありません、決して。
ペットを飼っていれば、いつか必ず別れが訪れます。
単頭飼いの場合だと、その唯一の存在が亡くなってしまったら、生活の空間にも心にも、ぽっかりと穴が空いてしまって物凄い虚無感を感じてしまいます。
もちろん、愛するインコの命の重さに、1羽も複数羽も関係ありませんが、複数羽飼っていると、他の子たちの存在が悲しみを和らげてくれるのも事実です。
亡くなったという事実を受け止めて、今を、これからをどう過ごしていくか。そんな時には、共感してくれたり、そっと寄り添ってくれる存在がとっても大切です。
仲間のインコ達は、きっとその存在になってくれることでしょう。
まとめ
今回はインコの多頭飼育のメリットをいくつか挙げてみました。
色んな種類のインコと暮らしていると、やっぱり楽しいもんです。
お世話はちょっと大変かな~と思うこともありますが、それを上回るメリットが我が家ではあるように思えます。
インコを複数飼ってみたい?参考にしてみんチャイ!
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