インコの飼育

インコの雛のお迎えは春と秋どっちがオススメ?

この記事は約4分で読めます。

オカメインコとウロコインコの雛

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インコの雛シーズンはいつ?

春は動物や植物の新しい命が生まれる季節。私たちの生活も、年度が替わり新生活の幕開けともなる時期です。

なぜ春に動物の赤ちゃんが多く生まれるのか、理由をざっくり説明すると、春は生まれた子供たちが育ちやすいからです。

食べ物も豊富で、気候も過ごしやすい春。その為、その時期に合わせて動物は発情して繁殖期を迎えるって訳です。

地域によって気候が異なる為、皆がみんな同じ時期ってわけじゃないと思いますけど、まぁ大体春から秋にかけてが多いですね。

インコの場合も繁殖のシーズンは春ですが、種類によって春と秋、1年に2回繁殖シーズンを迎えるインコもいます。オカメインコなんかがそうです。

発情の要因には日照時間や気温が関係しています。そのため、過ごしやすい室温に保たれて明るい時間が多い室内飼いのインコはどうしても過発情になりがちな傾向があり、春と秋以外にも卵を産んでしまうこともありますが、基本的な発情・繁殖シーズンは春と秋です。

そんな訳で、インコを挿し餌もしくは一人餌になったばかりの雛の状態でお迎えしたい!となれば、必然的に雛が市場に出回るのは春と秋ということになります。

で、ちょっと疑問。春の雛と秋の雛って、違いはあるのでしょうか?

お迎えするなら春と秋、どちらがいいの?

気になったので、ブリーダーさんに聞いてみたことを紹介します。

春雛も秋雛も基本は変わらない

インコの春雛と秋雛の違いって、何かあるんでしょうか?

そんな質問を、我が家のウロコインコとオカメインコのブリーダーさんにしてみたことがありますが、

「どちらも変わらないですよ。」

とのことでした。

春でも秋でも、雛のうちにしっかりと挿し餌で栄養を取る事が出来ていれば、骨格もしっかりした病気知らずのインコに育つ可能性が高いということです。

つまり、季節がどうこうよりは、雛のうちの栄養状態の方が重要で、それがしっかりしていればどの時期に産まれた雛でも大丈夫とのことです。

雛の健康状態については、春でも秋でも、元気な子を選べば大丈夫ですが、個人的な意見としてはどちらかというと春にお迎えする方がオススメです。初めてインコの雛をお迎えする人には特に春の方がオススメです。

その一番の理由は、温度管理がしやすいからです。

温度管理と言っても、一人餌間近の、羽の開いたインコの雛は基本的にもう保温は必要ないので、温度管理も何もないんですけどね。コチラの記事でその辺のことを書いています。

保温は必要ないとは言っても、まだホワホワ綿毛が残っているような小さな雛ちゃんなので、やっぱり色々と気になっちゃいますよね。寒くないかな?大丈夫かな??って。

でも春雛のお迎えならば、あまり温度(気温)の事を気にしなくて済むんです。ブリーダーさんやショップから春雛をお迎えする場合って、気温が暖かくなっている頃がほとんどです。

お迎え時のショップから自宅までの移動時にも、冷えないかな?寒くないかな?って気にしなくていい気候なんです。

そして、お迎え直後の室温も、特に気にしなくても適温なので育てやすいです。

対して秋は段々と涼しくなってきて、急に気温がガクッと下がる日があったりします。

なんだか今日は突然寒いな・・・インコの雛ちゃんは大丈夫かしら?と気になっちゃいますよね。

実際は、秋に雛をお迎えしても寒さでどうにかなっちゃう、なんてことはほとんど心配ないですよ。普通に元気な雛ならば。

そんな訳で、個人的には気温の変化をいちいち気にしなくていい春にお迎えするのがオススメです。

ですが、雛自体は春でも秋でも変わらないので、ご自身のお迎え環境が整いやすい時期に合わせるのが良いと思います。

まとめ

今回はインコの春雛と秋雛、お迎えするならどっちがいい?というお話でした。

雛自体は春でも秋でも変わらないとのことですが、個人的には気温を気にしなくていい春の方がお迎えしやすいかな~と思います。

とは言え、春は春で生活上新しくスタートすることも多く、挿し餌の雛を迎えるには忙しいこともしばしばです。

ご自身がインコをお迎えしやすい環境が整いやすい時期に合わせるのが良いと思います。

春でも秋でも変わらないよ!お迎えは計画的にしんチャイ!

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コメント

  1. 比佐 健 より:

    インコ世話で ゲージの場所 通年を通して同じ場所に置くのでしょうか?朝 夕方の世話は時間通りの世話をすべきですか?

    • シーサン シーサン より:

      比佐様

      ケージの場所は特に定位置に置かねばならないということはありません。室温変化が極端な場所でなければ、お世話のしやすい所で良いと思います。とは言っても、ほとんどのお宅では必然的にケージの定位置は決まっているようなかんじですね。
      たまにはケージの場所が変わった方がインコにとっても刺激になって、発情のし過ぎの防止になるという話もありますし、日光浴の為に家の中でも場所を移動させたり・・・といったことは、我が家ではよくやっています。
      お世話の時間帯は、これも飼い主の生活サイクルの都合上だいたいいつも同じ時間になるようなかんじなので、いつも朝にやっているのに今日はたまたま都合で夜しか出来ない!というのも全然大丈夫です。
      よい機会なので今回頂いた質問内容を改めて今度記事にして紹介したいと思います。ありがとうございました。

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