インコの中でもポピュラーなセキセイインコ
セキセイインコは、インコと言ったらセキセイインコが真っ先に思い浮かぶくらい、馴染みがあって人気のあるインコです。
「セキセイインコ」って、カタカナで表記されることが多いのですが、セキセイインコというのは実は和名です。
原種がもともと日本にいない、いわゆる外来種の鳥たちの名前をよく見てみると、ほとんどがその見た目に由来したネーミングになっていることに気づきます。
では、セキセイインコの「セキセイ」って一体何のことでしょう?
今回はセキセイインコの和名と、ついでに英名の紹介です。
それではイッテミヨー!
セキセイインコは背黄青鸚哥
セキセイインコの和名は漢字で表記すると、
背黄青鸚哥
となります。
インコ=鸚哥と書くのですね。ちょっと見ただけでは難しくて書けなさそうですが・・・
で、鸚哥(インコ)の前についているのが背黄青(セキセイ)ですが、これは体の色を表しています。
日本に最初に持ち込まれたセキセイインコ、おそらく原種の色だと思いますが、その背中が黄色と青だったため、背黄青鸚哥となったと言われています。
現在では色々なカラーバリエーションが存在して、背中が黄色と青ばかりではないのですが、最初は原種しかいませんからね。
ちなみに我が家のセキセイインコのレイちゃんはレインボー種という色ですが、どんな背中かな?
青いっすね。
この後ろ姿だけを見てネーミングするとしたら・・・「キボウシセアオインコ(黄帽子背青鸚哥)」とか?!ちょっとホントにいそう・・・。
英名は budgerigar
セキセイインコは和名ですが、英名では「budgerigar」といいます。
読み方は「バジャリガー」「バジェリガー」みたいな感じです。
ちょっと読みにくいし、馴染みがない英語ですよね。
それもそのはず。なぜならこの budgerigar という呼び名は、セキセイインコの生息地オーストラリアの原住民族アボリジニの言葉が語源だからです。
アボリジニには文字文化がなかったので、発言した音声に英語のつづりをあてはめたものだと思われますが、本来の意味には諸説ありまして、「黄色い頭」「小さな頭」「よいオウム」はたまた「美味なるもの」とか・・・。
その昔は先住民族が野生の鳥(セキセイインコ)を捕らえて食べていたという考えも全く自然なことなので頷けるのですが、あんまり食べるところはなさそうですよね、小さいし。
ちなみにオーストラリアってよく単語を略して「〇〇ie」って言ったりします。わかりやすい例では Australian(オーストラリアン)が Aussie(オージー)です。オージービーフって聞いたことあるでしょ?
mosquito(蚊)のことも mozzie(モジー)って言ったりします。そのため budgerigar(セキセイインコ)も budgie(バジー)って言ったりします。
まとめ
今回はセキセイインコの漢字表記と英語表記についてのお話でした。
中国語圏の人に「セキセイインコ」って伝えたいときには、紙に漢字で「背黄青鸚哥」と書けば伝わりますし、英語圏の人には「バジャリガー」って言えば伝わります。
ちなみにシーサンは中学生の時に通っていた英会話で「セキセイインコを飼っています」と言いたかったのに「セキセイインコ」の単語が分からず、parrot と言っていましたが・・・今となってはちょっとしたニュアンスミスですね。
時には名称も掘り下げて見てみると面白い?!頭の片隅に入れときんチャイ!
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