ペットロス症候群の基本的理解と支援を目指す人へ
ペットを飼っている人や家庭が多い現代ですが、ペットはもはや大切な家族の一員であると考えている人も多いと思います。
少子高齢化や核家族化などの時代背景により、家庭でのペットの存在がより深いものとなり、単なる「ペット」としての領域を超えて、昔よりも人との絆が強くなっていると言われています。
そんなかけがえのない存在であるペットですが、命あるもの、いつかはお別れの時がきます。
ペットロス症候群とは、ペットと共に過ごした生活の中で築き上げた深い愛情や愛着が、ペットとの別れによって心の行き場をなくし、引き起こされる精神症状のことを言います。
ペットロスハートケアカウンセラーという資格は、ペットロスの基本的理解と支援の一定の能力を有することを証明する資格です。
シーサンはペットを失って悲しんでいる人に、適切な言葉をかけてあげられる人になりたいと思い、知識向上と勉強の為に「ペットロスハートケアカウンセラー2級」を取得しました。
そんな訳で今回は、「ペットロスハートケアカウンセラー」資格取得までの方法と道のりをご紹介!
こうすれば取得できるのね~というのを、可能な範囲で教えちゃいますよ。
まずペットロス・ハートケアカウンセラー™講座を受講しよう
「ペットロス・ハートケアカウンセラー」という資格はメンタルケア学術学会が認定している資格で、ペットロスの基本的理解と支援の一定の能力を有することを証明する公的学会認定資格となっています。
ペットロス・ハートケアカウンセラーには2級と3級があり、試験は年2回。
この試験を受けるためには「ペットロス・ハートケアカウンセラー™」の講座を受講し修了していることが必須となっています。
という訳で、まずは講座を受講しないと始まらない!
講座は協会が指定している教育機関で受講しなさい、とのこと。シーサンはヒューマンアカデミーのたのまなで受講しました。
標準学習期間は3か月・・・ということで、検定試験の日程を確認して、逆算して計画的に受講開始するのが良いです。
シーサンは7月の試験を受験するのに、前年の12月末には講座を申込みました。(X’mas・年末割引セールみたいなのをやっていたので、ちょい早めの申込みです。)
申込みすると、教本や添削課題用紙など、全部が一括で届きます。
教本は4冊。
「ペットロス」といっても、基本的に学ぶことは心理学やカウンセリング、精神疾患の基礎です。ペットについては最後の方にちょろっと出てくる感じでした。
講座を修了するためには課題の提出が必須です。添削問題に取り組んで、郵送すると添削されて返ってきます。
在籍期間は6か月なので、その間に修了すればオッケー。自分のペースで少しずつやれます。
内容はさすがに心理学なので全部暗記しようと思ったらかなり大変です。でも課題は教本を見ながら取り組んでも全然大丈夫。
というのも、実際の試験も教本を見ながら解答してオッケーなんです。要は、教本に書いてあることを理解出来ていて、出てきた問題に対して「あー、こんなこと、教本のあの辺に書いてあったなぁ」ってのが分かれば大体解答できます。
自分で調べて正解に行きつくことができればいいってことですね。暗記が目的ではないってことです。
で、晴れて講座を修了すると、修了証書が送られてきます。
いくつになっても、賞状っぽいものをもらうと何だか嬉しい。
講座を修了したら、検定試験に申込みをすることが出来ます。願書提出期間が決まっているので、スケジュールを予め確認しておきましょう。願書提出に先ほどの修了証書のコピーが必要になります。
ちなみにこの講座を修了すると、「メンタルケアカウンセラー」の資格をもらうことが出来ます。
これは心理学の入門知識およびコミュニケーション向上に求められる基礎能力を証明する資格です。講座を修了していれば特に試験はありません。修了証書のコピーと、認定料さえ振り込めばもらえます。
検定試験は在宅の筆記試験
講座を修了したら受験できる検定試験は在宅受験となります。
え?在宅受験?どういうこと?
シーサンも今回初めてこういうタイプの試験を受けましたが、ペットロスハートケアカウンセラー検定試験の場合は、
①試験当日の午前中、問題用紙等が届く。
②試験開始時間になったら、取り組む。
③当日もしくは翌日、郵便局窓口で簡易書留で返送する。
こんな感じでした。
ちなみに試験開始時間は13時とか14時からだったような気がしますが、試験用紙類は午前中に郵便屋さんが手渡しで届けに来ます。
一応、開始時間等は決まっているんですが、あまり大きい声では言えませんが・・・実際はまぁ適当ですね。誰も見ていないから。
当日の何時までに返送!だったらアレですが、試験当日は日曜日だったので、解答後の返送も必然的に翌日月曜日になります。だって郵便局の窓口、日曜日やってないですもん。
だから、またまた大きい声では言えませんが・・・ぶっちゃけ翌日に返送できれば解答に何時間かかってもバレない。
そんな細かいことはさておき!(いや、ダメだろ本当は)、ペットロスハートケアカウンセラー検定試験は2級と3級がありまして、2級の方が問題数も多くて受験料も高いです。どうせ受けるんだったら上の級を目指して!ということでシーサンが受験したのは2級です。
ちなみに落ちたらどうしよう・・・って人は併願(2級と3級両方受ける)も出来ます。でも2級だけ受けました。(お金もったいないので。)
2級の試験は4択の記号解答式が29問と、与えられたテーマについて原稿用紙1枚(400字)以内で説明する文章作成問題が1問でした。
前述の通り、解答には教本を見ても構いません。でも、どこに書いてあったっけ?って探すのが結構時間がかかります。
なので、受験勉強としては、
「〇〇〇(重要なキーワード)」→何ページ
みたいに、すぐ見つけられるようにまとめておくといいかもしれません。
晴れて試験に合格!したら、合格通知と一緒に「資格登録料を払ってね!」という用紙が送られてきます。
つまり、合格してもお金を払わなければ有資格者として登録されないって訳です。むむぅ。
せっかく合格したので登録料を払いましょう。
すると後日、認定証と写真付きの免許証のようなカードが送られてきます。
これで晴れて「ペットロスハートケアカウンセラー2級」保持者となります!
講座を申し込んだのが12月末で、認定証が届いたのが8月です。思い立ってから資格取得まで約8か月でした。
お疲れさまでした!
まとめ
今回は実際に受験した「ペットロスハートケアカウンセラー2級」の取得方法と流れの紹介でした。
真面目に勉強すれば、心理学やカウンセリングの基礎を学ぶことができる内容でした。
ただし、これに合格したからと言って、すぐカウンセラーとしてやっていけるかというと・・・まぁ難しいでしょう。
実際のカウンセリングには経験が必要ですし、この通信教育だけでは実技はありませんからねぇ。
でも、知識としてはかなり収穫がありました。
皆さんも興味があったら勉強してみんチャイ!
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