インコは何度までならヒーター無しで過ごせる?
冬って寒いですね。実はわたくしシーサン、冬は大の苦手です。
とにかく寒いのが嫌いで・・・もう冬のない国に引っ越したいくらい。
そうは言っても海外移住なんて簡単にできないので、毎年やってくる冬を厚着と暖房で乗り越えるしかありません。
寒くなってきたら暖房つけて、上着を着てマフラーつけて・・・と、人間は自分で調節出来ますが、ケージの中で飼われているインコは自分でどうにかすることができません。
どのくらいまで温度が下がったら、ペットヒーターつけたらいいの?
と、悩む方もいらっしゃると思います。
〇〇度くらいで!と数字ではっきり分かれば判断しやすいですよね。
でも結論から言って、何度になったらヒーターONというのはありません。
ちなみに我が家では、冬でも保温はしていません。
という訳で今回は、室温とインコの保温についてのお話です。
冬の環境に慣れさせることが大事
先ほども言ったように、ヒーターが必要になるのは室温が何度以下だったら、というはっきりした数字はありません。
というのも、一概にインコと言っても、その飼育環境や健康状態によって、耐えうる気温も全く違うからです。
ちなみに飼育書等に載っているインコ飼育の適正温度は、
20~25℃
となっているものが多いです。これは健康な成鳥の場合で、雛や体調を崩した鳥さんの場合は30℃前後ですかね。
これを見ると、寒い冬場にはこのくらいの温度に保ってあげないと駄目なのかな、と思ってしまいますが、そうではありません。
あくまでもこれは「インコがのほほんと快適に過ごせる温度」です。人間もそんな感じですよね。
そもそもインコは環境適応能力が結構高く、日本の冬にもきちんと適応できます。
冬の寒さにも慣れていれば、ヒーター無しでも全く問題ありません。
我が家ではインコのケージをリビングに置いているため、冬場の日中は飼い主が暖房をつけて過ごしています。
朝晩や、留守の間は暖房なしなのでさすがに部屋が冷え込みます。それでも我が家のインコズはペットヒーター無しで過ごしています。
これは、昨年1月のとある日。留守中に設置したモニターカメラが写した温湿度計ですが、
室温11℃ですね。
飼い主は室温11℃は寒くて無理ですが、インコズは普通に元気でした。
ちなみに我が家のウロコとオカメインコお迎え元のブリーダーさん宅では、羽の開いたインコ達は皆、冬でも屋外飼育です。生後初めて迎える冬だとか、全く関係なく屋外飼育です。寒い冬の朝は水浴び用の水に氷が張るほどですが、それでも寒さで落鳥した子はいないそうです。
さすがに室内飼育の我が家のインコズを、冬の早朝に外に出そうとは思いませんが、寒さに慣らすことが出来れば氷の張る冬の早朝の気温にも耐えることが出来る適応力を、インコは本来持っているのですね。
こんな感じで、その個体が耐えうる気温は、これまでの飼育環境によります。
日常的に20~25℃に保温して飼育されてきたインコであれば、急に室温が10℃では寒くて厳しいでしょうし、毛引きなどで毛が薄かったり、その他健康状態に不安があるような個体はもちろん保温してあげる必要があります。
反対に日常保温無しでそこそこ寒暖の差になれたインコであれば、室温10℃くらいは余裕です。
飼い主のシーサンは冬は保温無しでは生きていけませんけどね・・・。
まとめ
今回は室温と保温の目安についてのお話でした。
結局のところ、何度を下回ったら保温が必要というのはありません。その個体が、どのくらいその寒さに慣れているかどうかによります。
保温無しで飼育できれば、それが一番簡単です。
その為には、冬の寒さにも慣れた体に飼育してあげることが大切ですね。
何度になったらヒーターが要るかはその子によるよ!必要ない子は必要ないって知っときんチャイ!
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