インコトレーニングの基礎から応用までカバーした1冊
今回ご紹介する本は、インコのしつけ・トレーニングに関する本です。
題名は、【遊んでしつけるインコの本】
著者は、動物行動コンサルタントの青木愛弓さんです。
以前購入した【コンパニオンバード No.28】の特集「鳥さんと一緒にトレーニングスペシャル」の著者さんでもあります。
今回紹介する【遊んでしつけるインコの本】は、とても分かりやすく、これなら実践できるかも・・・と思えるような内容となっています。
本の中にも書いてありますが、トレーニングとは言っても中身は「ゆる~い遊び」が満載です。
インコのしつけやトレーニングに興味のある人には、とっても役に立つ内容となっていてオススメです。
どんな内容なのか、ちょっとだけ紹介したいと思います。
それでは、【遊んでしつけるインコの本】はどんなかな?!イッテミヨー!!
特別な道具をほとんど必要としないトレーニング内容
今回紹介する【遊んでしつけるインコの本】と同じ著者さんの書いた【コンパニオンバード No.28】の特集「トレーニングスペシャル」
こちらの特集にはクリッカーを用いたトレーニング方法が紹介されていますが、
【遊んでしつけるインコの本】には、クリッカーは登場しません。
こちらの本には全体的に見ても特別な道具はほとんど登場しません。
必要なのは「ご褒美」だけです。
スタートも本当に基本的な「ご褒美を探す、渡す」事から始まり、「手に乗る」といった一見簡単なことから始まります。
「手に乗る」なんて、しつけしなくてもできますよー。
そんなの、簡単じゃないですかー。
って、思う方もいると思います。
シーサンも思いました。
でも、これがやってみると結構難しい!!
さっきは乗ってくれたのにー、どっか飛んで行っちゃったよ!ってなります。
ケージに戻されるのを察すると、全く手に乗ってくれなくなりますし・・・。
実は以前、この本を購入した直後にこちらの「手に乗る」の段階で最初につまづいて、しばらくトレーニングなんてムリムリと思っていました。
その頃に感じた事が、コチラの記事の元になっています。
どうにもこうにも、この本の最初の段階の「手に乗る→ご褒美を与える」が我が家のウロコインコのチャイには定着し難く・・・これをしたからご褒美がもらえた!ならばもっとやろう!となってくれなかったのです。
この失敗があって、後にクリッカーを用いたトレーニングを開始することになったシーサンですが、「クリッカーが鳴る→ご褒美をもらえる」という図式の方が我が家にはとっつきやすく、定着しやすかったです。
ただ、今回紹介する【遊んでしつけるインコの本】にも書いてありますが、「クリッカーを使わなくても併用しても、どちらでもOK」とのことで、実践してみた自分の感想としても確かにその通りだと思います。
クリッカーを使うと、鳥さんには「ご褒美がもらえる」ということが分かりやすいのですが、クリッカーを鳴らす動作に気を取られてしまい、もたつくこともあります。
クリッカーなどの特別な道具を使わなければ、トレーニングも気軽に始められますし、鳥さんの動作に集中しやすいです。
結局は、「良い事をした→ご褒美がもらえた」が定着すればよい話なので、クリッカーがあってもなくてもトレーニングの内容としては同じです。個人的な感想としては、クリッカーがあった方が最初は入りやすいかなと思います。
他にはどんなトレーニングが載っているの?
さて、話を【遊んでしつけるインコの本】の内容に戻しますが、この本には遊びの延長のようなトレーニングが段階別にいくつか紹介されています。
目次をみると、その数なんと23個!
遊びの延長と書きましたが、遊びというよりは普段の生活の延長のような感じでしょうか。従って、輪投げやバスケットのゴールにボールを入れておいで的な、パフォーマンス重視の内容ではありません。
見た目の派手さには欠けるかもしれませんが、「これが出来れば普段の〇〇の時に役に立ちそう!」という内容です。
例えば、最初のステップで登場する、コチラの「握手」
握手の動作は見た目も可愛らしいですが、足を触らせてくれて、その状態で少しの間キープできるようになることで、このトレーニングを伸ばして応用していくと・・・
コチラの「ネイルケア」!!
これが出来るようになったら、爪切りがとーーーーっても楽チンになると思いませんか??
我が家のウロコインコのチャイは自宅でたまに爪を切っていますが・・・まぁ普通に嫌がりますよ。
ヤスリでシュシュッと削らせてくれたら、いいわぁー!
これ、いいわぁ~!
・・・と、クリッカートレーニングを始めた最近のチャイさん。
最初は止まり木の上で指をさされた所にトコトコと移動するだけでしたが、
その後、マイペースにトレーニングを重ねて、ターンや握手・・・
トンネルくぐりが出来るようになりました。
まとめ
今回はインコのしつけ・トレーニングに役に立つオススメの本を1冊紹介しました。
本の内容は、特別な道具をほとんど使用しないトレーニングで、覚えると普段の生活に役に立ちそうな内容ばかりです。
道具を使わないことで、どのトレーニングも始めやすいんじゃないかなと思います。
これからインコのトレーニングを始めてみたい!興味がある!という方にはとってもオススメです。
皆さんも普段の遊びにトレーニングを取り入れてみんチャイ!
コメント