コーヒーと渡り鳥の密接な関係
鳥好きの皆様、こんにちは。
突然ですが、皆様はコーヒー好きですか?
シーサンは大好きです。ほぼ毎日飲んでいます。
コーヒーも好きですが、鳥も好きです。
そんな世の中の鳥好きでコーヒー好きの皆様。
もし、あなたの飲んでいる一杯のコーヒーが、渡り鳥の生息を脅かしているとしたら・・・どう思いますか?
え?コーヒーで渡り鳥が危機?一体どういうこっちゃ・・・
お恥ずかしながらシーサンもこの事実を知ったのはつい最近なのですが、コーヒーを大量生産するために採られている栽培方法によって、多くの渡り鳥が越冬するための生息地を失ってしまい、その数が減少しているというのです。
昔からの伝統的なコーヒーの栽培方法はシェードグロウン(木陰栽培)と呼ばれています。「木陰栽培」というだけあって、自然の森林の木陰の中でコーヒーを栽培するというものです。
森林の中で、自然を守りながら行われるこの栽培方法は、有機栽培で収穫も手摘みで行われるため、とっても手間がかかるのがデメリット。
そのため多くのコーヒー農園が、低コスト化を図るため森林を切り開き、低木のコーヒー種を大量に栽培して収穫も機械で行うサングロウン(直射日光栽培)へと切り替えてしまいました。
結果、多くの森林が失われ、自然環境が破壊。コーヒーの生産量は増えたけど、生息地を失った渡り鳥は減少してしまったという訳です。
なんか・・・まさに今飲んでいるこのコーヒーのために、渡り鳥が死んでいるという事実がもの凄く悲しい。物の溢れた豊かな社会の裏側の、悲しい現実を知ってしまった。
とは言っても、もはや毎日のコーヒーは止められない!でもコーヒーと渡り鳥の問題にも目をつぶりたくない!!
そんなアナタにオススメしたい!鳥にも自然にも優しいコーヒーがあるんです!
それが「バードフレンドリーコーヒー」。
どんなコーヒーなのか?詳しく紹介しちゃいます。
鳥に優しく味も抜群!バードフレンドリーコーヒー
「バードフレンドリーコーヒー」とは、バードフレンドリーコーヒープログラムの認証を受けた農園で栽培されたコーヒー豆を使用した商品です。
これが認証マーク。
このマークに書いてある「Smithsonian Migratory Bird Center(スミソニアン渡り鳥センター)」がプログラムを創設。収益の一部が運営資金として世界中の渡り鳥保護のために利用されています。
この認証を受けるための基準が結構厳しいらしい!簡単に言うと農園が自然林に近い状態でなければならないとのこと。しかも更新も必要。
前述の通り、自然林に近い状態でのコーヒー栽培には手間もコストもかかるもの。でも、自然環境を守り、渡り鳥に休息の地を提供しながら栽培されているこれらのコーヒーはまさに「バードフレンドリー」なんです。
こうして栽培されたコーヒーをプレミアム価格で買い取ることで、渡り鳥に優しい環境でコーヒーを栽培する生産農家を守っているんです。
手間もコストもかかるこの栽培方法ですが、鳥に優しいだけでなく、味も品質も良いコーヒー豆が採れるんですって。その為、市場では高値で取引されるとか。
バードフレンドリーコーヒーの公式サイトによると、日本では現在、「小川珈琲」「カルディコーヒーファーム」「UCC上島珈琲」から商品が販売されています。※2019年7月現在
シーサンはカルディのドリップコーヒーを買ってみました。
12gのドリップコーヒーなので、マグカップでたっぷり飲めるのがウレシイ。
味の方はというと、物凄くスッキリしていて飲みやすくて美味しい!
嫌な苦みが全くないんです。スーッとのど越しが良くてバランスのいいコーヒーです。
そんなに普段のコーヒーと変わらないだろう・・・とあまり期待していなかったのですが、見事に期待を裏切られました。美味しくてビックリです。
カフェカルディ ドリップコーヒー 有機バードフレンドリー(R)ブレンド(12g×10p)
こちらは小川珈琲ですが、こだわりの豆タイプもあります。
鳥好きでコーヒー好きの方へのギフトにしても、ウケるんじゃないかな。
皆さんも鳥に優しいバードフレンドリーコーヒー、機会があったら飲んでみてください。
まとめ
今回は「バードフレンドリーコーヒー」の紹介でした。
どの辺がバードにフレンドリーなのかと言うと、渡り鳥の生息地を守りながら、自然を大切に作られたコーヒーだということでした。
鳥にも優しくて、味も美味しいバードフレンドリーコーヒーは、小川珈琲やカルディコーヒーファームで購入できますよ。
コーヒーも鳥も大好き!みんなも飲んでみんチャイ!
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