「歌鳥」の不思議
我が家にはセキセイ、ウロコ、オカメインコの3羽3種類がいます。
鳴き声も鳴き方もそれぞれ違うのですが、おしゃべりが一番得意なのはセキセイインコ、鳴き声がリズミカルで口笛のような音で歌を歌っているように聞こえるのはオカメインコです。
ウロコインコは・・・鳴き声を愛でるインコではないですね。キーキーギャーギャー、グエグエと、正直綺麗とは言い難い鳴き声です。
小さい頃に一時期カナリアを飼っていたことがありますが、カナリアはとっても歌が上手でした。
こんな風に、リズムを刻んで綺麗に歌う鳥もいれば、歌わない鳥もいますが、これって一体なぜなんでしょう?
歌う鳥は「歌鳥(ソングバード)」と呼ばれたりします。有名なのはカナリアやキンカチョウみたいですね。
歌鳥は、なぜ歌うのか?歌わない鳥は、なぜ歌わないのか?
ちょっと不思議に思って調べたことを、簡単に紹介します。
歌うのは異性の気を引くため?
鳥は種類によって、鳴き声のバリエーションが違います。リズムやテンポを刻みながら、様々な鳴き声を発する鳥。これらの鳴き声を人間が聞いて、まるで歌っているように聞こえるから「鳥が歌う」という表現をしていますが、そもそも「歌っている」と感じるのは人間の都合?な訳で、鳥にしてみたら「歌っている」という意識はないかもしれません。
きっとただ綺麗に鳴いているだけなんだと思います、鳥の歌って。
ということは、歌う鳥と歌わない鳥の違いは、鳴き声にリズムやテンポがあってバリエーション豊富か、そうではなく単調な鳴き声だけなのか、ということになります。
実は歌う鳥がきれいな鳴き声で鳴く大きな目的は、異性へのアピールです。
鳥社会?では、子孫繁栄の為に異性にアピールするのはオスの役割という鳥種が多く、その為オスの方が様々な鳴き声を発することが多いです。
ちなみに、何が美しく魅力的と感じるかは人それぞれ。鳥にも同じことが言えるようです。
歌声、つまり鳴き声がきれいな鳥は、異性が鳴き声に魅力を感じる鳥種ってことです。きれいに鳴けば鳴くほど異性を獲得出来るチャンスが増えるって訳。
じゃあ歌声、鳴き声が残念な鳥たちは何が魅力的だと感じるのかというと、外見。つまり羽毛の色や形です。他にもあるかもしれませんが、大体はそんな感じ。
つまりパートナーを獲得するために、歌を使うのか外見を使うのか。それが歌う鳥と歌わない鳥の違いなんですね。
ちなみにこれは一夫一妻制の鳥の場合。逆に一夫多妻制の鳥種では、きれいな歌声も素敵な外見も両方持ち合わせているものがいるようですよ。
一夫一妻制では、生涯に一人(一羽?)のパートナーを獲得出来れば良いので、外見か歌声が、どちらか一方を頑張ればよいのですが、一夫多妻制の場合は、より多くのパートナーを獲得しなければならないため、その両方にエネルギーを注ぐ必要があるからみたいです。
いや~面白いですね。鳥の社会でも、歌も見た目もばっちりなジャニーズ系みたいなのが人気が出るんでしょね~。
※今回の記事の内容は、【ナショナル ジオグラフィック】のサイト内の「小さい鳥の歌声はなぜ美しい?」という記事を参考にしました。
まとめ
今回は歌う鳥と歌わない鳥の違いは何か?という内容でした。
基本的には異性へのアピール方法の違いと言いますか、その鳥たちが長い歴史の中で、鳴き声を磨くことにしたのか、外見を磨くことにしたのか、それによって違うという事でした。
うーん、という事は・・・我が家のインコズで考えたら、歌うように鳴くオカメインコは外見がちょっと残念ってことなのかな?
十分見た目も可愛いですけどね、オカメインコ。人間の感性と鳥の感性は違うってことかな?!
何が素敵かは人それぞれ!やっぱりみんな魅力的って知っときんチャイ!
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