鳥の雌雄はどうやって判別するのか
インコ・小鳥を飼っている、もしくはこれから飼おうとする時に、性別って気になりますよね。
初めから性別を指定してお迎えする場合は置いといて、特にこだわらずにお迎えした場合、飼ってる間にこの子はオスなの?メスなの?と、ほとんどの人が思うんじゃないかな。
鳥のオスメスを判別する方法は鳥種によって異なりますが、大きく分けると、
・外見
・遺伝的
・血液検査
・行動
これらによって判別します。
で、オカメインコの場合はというと、雛の頃は外見での判断はまず難しいです。
早期に性別が分かるのは、「遺伝的」と「血液検査」になります。詳しくはコチラの記事で紹介しています。
雛の頃は難しいですが、オカメインコは成長するにつれて外見に雌雄で違いが表れます。
カラーの種類によって違いの出方は様々ですが、今回は我が家のノーマルグレーのオカメインコ、丸くんを例に紹介したいと思います。
ノーマルの場合は結構分かりやすく、一目瞭然です。
それでは実際に見てみましょう。
ノーマルオカメの場合は顔の色に注目
ノーマルグレーのオカメインコの場合は、顔の色に雌雄の違いが表れます。
簡単に言うと、
オス:顔が黄色い
メス:顔がグレー
となります。
もう少し細かいポイントとしては、ほっぺの赤マル(チークパッチ)が、オスの方がハッキリ濃く大きめで、メスはぼんやり小さめです。
また、尾羽と翼の模様にも違いがあります。部分的に黄色い縞模様のあるのがメス、無いのがオスです。
実際に顔の違いを写真で見てみましょう。
コチラ、我が家のノーマルオカメの丸くん。オスです。
顔が黄色くて、チークパッチも大きめでクッキリしてるのが分かりますね。でも、この黄色もまだまだ発展途上です。雛換羽の最中なので、今後もう少し濃い黄色になると思います。
で、メスの写真をと思いましたが、我が家にはメスのオカメは居ないので・・・オカメインコの飼育書に載っていたメスを仕方なくパシャリ。
すいませんね、こんな写真で。でも顔の色がオスと全然違いますね。
インコの類は基本的にオスの方が色鮮やかで、メスは地味目でぼんやり・・・というケースが多いです。
それというのも、オスとメスがつがいになる過程において、メスがオスを選ぶからです。
オスはメスに選んでもらえるように、見た目や鳴き声がきれいに魅力的になっている、という訳です。
ちょっと話が逸れました・・・オカメインコのノーマルグレーの顔色について話を戻しますと、この顔色の変化は、雛の頃はありません。
雛の頃は、オスもグレーです。
その証拠がコチラ。我が家のオスの丸くんの雛の頃の写真。
お口周りにさし餌付いちゃってますがね。まぁ、グレー一色という訳ではありませんが、黄色がとっても少ないです。
これ、先ほどもちょっと触れましたが、雛換羽を経て段々と顔色が黄色になっていきます。雛換羽についてはコチラをご参照ください。
要は、子供の羽が大人の羽に生え換わると、色が変わるという訳です。
これね、ノーマルオカメのオスは顔が黄色いもんだということを知っている人は多いのですが、雛のうちから黄色いもんだと思っている人も結構いる様なんです。
「ノーマルのオス」ってお願いしてお迎えしたのに、顔が黄色くないからこの子はメスなんじゃないの?って言われることもたまにあるみたいなんですが、顔が黄色くなるのは雛換羽の後です。つまり生後5~6か月頃から徐々に黄色くなってくる、と思っていてください。
実際に顔の色が段々黄色くなっていく様子を写真で紹介しているので、どんな風に変わっていくのか、コチラを見てみてね。
また、オカメインコのノーマル男子は雛換羽によって顔の色だけでなく、翼と尾羽の模様にも変化が表れます。それについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はオカメインコのノーマルグレーの、雌雄による顔色の違いについての紹介でした。
オカメインコは雌雄で顔や体に違いが表れて、外見で性別が判断できますが、その違いが表れるのは生後約半年ほど後になります。
羽毛が生え換わるまでは外見での判別はちょっと難しいので、その場合は繁殖されたブリーダーさんやペットショップに聞いてみてください。
顔が黄色くないからメスって言わないで!大きくなったら黄色くなるって思っときんチャイ!
コメント