オカメインコのルチノーにはハゲが多い?!
オカメインコの中でも人気の品種ルチノー。
ルチノーとは、白みがかった黄色の体色に赤いチークパッチが映えた可愛らしい色のオカメインコです。
前回の記事でも書きましたが、実はこのルチノーさん、頭頂部がハゲた個体が多いのが特徴だったりします。
我が家にはノーマルのオカメインコ、丸くんの1羽しかいないので、残念ながらおハゲのルチノーさんの写真が無く、画像で紹介できないのですが・・・どんな感じにおハゲなのかは他サイトさんで確認してください。
で、この頭頂部のおハゲなんですが、どうやらオカメインコの中でもルチノーに多いみたいなんですね。ルチノーに多い・・・というよりは、ルチノーだけのような感じです。
気になってルチノーのおハゲについて調べている時に、こんな情報を見つけました。
日本でオカメインコブームが到来した時、東南アジアでオカメインコの過剰な繁殖が繰り返され、日本に大量輸入された。
その無理な繁殖が原因でおハゲを持つルチノーが誕生してしまい、その遺伝子を受け継いできたのがルチノーにおハゲが多い要因なのでは?
ということでした。
こういうのって犬の繁殖とかでもあるみたいですね。特定の犬種がブームになって、量を増やそうと無理な繁殖をした結果、奇形や障害のある個体が産まれてしまう、というものです。
果たして、これが本当にルチノーおハゲの原因なのでしょうか?
今回は、オカメインコのブリーダーさんと「ルチノーおハゲ」について話した内容を紹介したいと思います。
それでは、オカメインコのルチノーはなぜハゲた?!イッテミヨー!
ルチノーのおハゲはオスに多い
今回ルチノーのおハゲについてお話させて頂いたのは、我が家のオカメインコの丸くんお迎え元のブリーダーさんです。
「ルチノーにおハゲが多い理由として過去の過剰繁殖が挙げられてますが、本当なんですかね?」
とお聞きしたところ、
「うーん・・・それねぇ。原因の一つなのかも分からないですけど、それだけとは思えないんですよね。」と。
なぜならば、その理由として・・・
「ルチノーのおハゲは断然オスに多い」
らしいのです。
過剰繁殖が原因ならば、雌雄の差なく均等におハゲができるはずですよね。ですが、これまでの繁殖経験からみると、おハゲの確率はオスに多いらしいのです。
それはもう、人間の男性にハゲが多いのと同じ様に。
そんなわけで、単に過剰繁殖が原因とは言えないんじゃないか、ということなんですが・・・
もし、その過剰繁殖の時代の前にはおハゲのルチノーは存在しなかった、というのであれば何らかの関連性はあるかもしれませんが、ちょっとそこまでは分からないです。
ただ、野生のオカメインコって元々存在していたのは原種のノーマル(グレー)だけです。ルチノーというのは人工交配を繰り返した中で誕生した、ノーマルからメラニン色素が欠乏した、ある意味「正常ではない種」です。
こちらがノーマルのグレー。
こちらがルチノー。
全然色が違いますね。
いわゆる「アルビノ」などもそうですが、厳しい自然界において、他とは違う色で生まれた個体が生き残るのはとても難しい事です。
目立つ色はすぐに外敵に狙われますし、目や体が紫外線に弱かったりと、健康的にも問題がある個体が多いのが事実です。
ただし、オカメインコのルチノーのように長い繁殖の歴史を経ていれば、現段階では既に「種」として確立されていると考えられます。
そのため、ルチノーがノーマル種より健康面で劣っているとか、体が弱いとかという様なことは、現在では全く心配ない、ということです。
ですが、やはり元々存在しなかった「正常ではない種」なので、その誕生の歴史の際に何らかの遺伝子異常があり、ルチノーの場合は人間の男性ホルモンによるハゲに近い「おハゲ」の遺伝子が刻まれた可能性があるのではないか、ということです。
あくまで仮説ですが・・・。
まとめ
今回はオカメインコのルチノーのおハゲの原因についてのお話でした。
ルチノーのおハゲはオスに多い、ということで、単に過去の過剰繁殖が原因というよりは、何らかの遺伝子異常でおハゲルチノーが誕生したのではないかということです。
おハゲも可愛い個性として、ルチノーは多くの人に愛されています。
おハゲもルチノーの特徴だよ。思う存分可愛がってあげんチャイ!
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