オカメが暴れる「オカメパニック」
「オカメパニック」って知ってますか?
オカメパニック・・・オカメインコ飼育者にはお馴染みの言葉かと思います。オカメインコを飼ったことが無い人でも、聞いたことはあるかも。
オカメパニックとは文字通り、オカメインコが驚きや恐怖を感じた瞬間にバタバタと暴れ出すパニック行動のことです。
地震や、突然現れた物体などにビックリして、ケージ内でバタバタと暴れます。
こんなパニック行動、オカメインコだけではなく、セキセイインコなんかもたまにあります。でも「セキセイパニック」なんて言葉はありませんよね。
なんせパニックを起こす頻度が圧倒的にオカメインコが多くて・・・「オカメパニック」なんて言葉が定着したのでしょう。小心者でビビり屋さんなんです、オカメちゃんは。
そんな「オカメパニック」についてはコチラの記事で詳しく紹介していますが・・・
シーサンもオカメインコを飼い始めるまでは、オカメパニックについての知識があまりありませんでした。
「なんかオカメインコって、すぐパニック起こして暴れるらしいじゃん?オカメパニックなんて言葉があるくらいだし・・・」
こんな風に思っていました。
で、実際にオカメインコをお迎えするに当たってすごく気になったのが、お迎え直後にブリーダーさん宅から我が家への移動時にパニック起こして暴れるんじゃないのか?ということです。
だって、見たこともない人に見たこともないカゴに入れられて、見たこともない場所に連れて行かれるんですよ・・・めっちゃ怖いですよね。
結論から言うと、シーサンのケースではその心配は無用でした。どういうことなのか、詳しく紹介したいと思います。
雛のうちはオカメパニックは起こさない
オカメインコが何かにビックリして突然暴れ出すオカメパニックは、起こし始める時期があります。雛のうちはまだパニックを起こさないんです。
我が家でオカメインコの丸くんをお迎えしたのは、丸くんがまだ一人餌になる前の、挿し餌の雛の頃でした。
こんな雛の時にはパニックは起こさないんですね~。パニックは起こしませんが、体を横にユラユラさせて精一杯威嚇はしてきます。
でも一体なぜ雛のうちはパニックは起こさないんでしょうか?
そもそもオカメインコがパニックを起こして暴れるのは、危険な状況から身を守る為・・・正確には、とっさに逃げる為です。
地震で突然地面が揺れ始めると何が起こるか分からない恐怖がありますし、突然目の前に現れた物体には襲われる危険性があります。そんな状況から逃れる為に、その場からとっさに飛び立って逃げようとしているんです。
そんな本能的な行動を狭いケージの中でやってしまうので、バタバタと暴れることになっちゃうんですね。
で、そんな風に身の危険を感じてとっさに逃げるには、それなりに分別がつかないと出来ません。
人間の赤ちゃんや子供と同じです。世の中の何が怖い、何が危険かという感情は、ある程度年齢が上がって人生経験を積まないと出てきません。昔は暗い部屋を怖いと思わなかったのに、霊やおばけや強盗なんかの存在を知った途端、一人で暗い部屋に居るのが怖くなったりね。
オカメインコも雛のうちはまだ、危険かもしれないと判断する精神年齢に至っていないため、とっさの出来事に対してすぐ暴れて逃げるようなことはしないんです。まぁ、まだ飛べないってのもあると思いますが。
こんな感じで、雛のうちにお迎えする場合は、まだ何が怖いんだか分からんち~ん状態なので、特に暴れることもなく連れて帰れるって訳です。さっきも言ったように横に揺れて威嚇はしてきますが。
ちなみに我が家の丸くんが初めてオカメパニックを起こしたのは、生後約3か月頃だったでしょうか。震度2くらいの地震でした。
まとめ
今回はオカメインコのパニックについてのお話でした。
オカメパニックを起こし始めるのにはそれなりに時期があって、雛のうちはまだ起こしません。パニックは起こしませんが、横にユラユラ揺れてフッフッ!と息を吐いて威嚇はしてきます。
小さな雛にそんな風に威嚇されても「ぷぷっ、精一杯頑張っちゃって!かーわいぃ~!」って感じなんですけどね。
赤ちゃんの頃は何が怖いか分かってないよ!オカメパニックも起こさないって知っときんチャイ!
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