ペット飼育が子供に与える影響とは?
我が家には子供が三人います。そして我が家にはペットとしてインコが3羽います。
自分が子供の頃にもインコを飼っていましたし、他にもカナリアやハムスターや金魚も飼っていました。
世の中には何かしらの動物を飼っている、または飼ったことがあるという方がほとんどだと思いますが、様々な事情でペット飼育に後ろ向きな人ももちろんいることでしょう。
住宅事情やアレルギー等の問題もありますが、我が家のように子供が複数人いると、なかなかペット飼育に踏み切れなかったりします。
日々の子供の世話だけでもてんやわんやの大忙しで生活費もそれなりにかかる・・・こんな状態なのにペットを飼うですって?!いやいやいや・・・考えられない。ってなりますよね。少なくとも我が家はそうなりました。
それでも色々と検討をしてインコを飼い始めた訳ですが、結果、飼って良かったと思っています。
動物を飼うという事は、生活面において様々な変化、影響をもたらしますが、じつは子供の教育面でも色々な影響を与えることが分かっています。
一体どのような影響なのでしょうか?
今回は、ちょっと真面目に「子供の教育におけるペット飼育のメリット」についてのお話です。
それではイッテミヨー!
ペットの飼育から子供が感じ取る多くのこと
ペットを飼うことで子供たちが受ける影響とはどのようなことでしょうか。
飼育に対する責任感や自主性を養うといったことはもちろんですが、実はペット飼育の根底には、人として基本的な、とても大きな大切な要素があるのです。
それは、生命に対する感受性を養うことです。
人間は、生まれて間もない幼児であっても、動物等の生命をもった生き物に対しては、本能的に「これは自分と同じように命を持っている」と識別することが出来ると言います。ぬいぐるみと本物の動物を用いた様々な実験で明らかになっていることです。
本能的に命を認識してはいますが、やはり幼少時代にあまり動物と接していないと、この感受性を失っていってしまう傾向があります。
つまり、命に対して適切に接したり考えたりする能力が衰えてしまうということです。
これって、未成年の子供による残酷な事件が増加している昨今において、とてもとても重要なことなんじゃないかと思います。
動物を飼うことで、子供はその生き物に適した動作や力加減で相手に接することを学びます。
例えば、小鳥やハムスター等の小動物を手に持つ時には、力いっぱい乱暴に扱ってしまうと相手を傷つけてしまうので、そうならないように力加減を調整して扱うことを覚えますね。
こうやってしまったら、相手が痛いんじゃないか、傷つくんじゃないかと心の底で感じているという訳です。
また、餌を適切に与えたり、掃除をして飼育環境を整えたりと、どうすれば動物が心地よく元気に生きていけるかと気遣い、学習します。
言葉を話さない動物が、何を思っているか、何を望んでいるか、様子や行動を見て気持ちを理解しようと努めます。
つまり、ペットの飼育を通して、自然と相手のことを慮ることができる子供になるということなんですね。
実際に、幼い頃からペットと生活を共にしている子供の方が、そうでない子供と比べて非言語的コミュニケーションに優れているといった研究結果も出ています。
命とは、とても儚く、ちょっと接し方を間違えると傷つけてしまう、苦しい思いをさせてしまうということを学び、そうならないように、お互いが円滑に交流することができる術を動物の飼育を通して学ぶことができるのだと思います。
ペットを飼うなんて面倒だ、お金がかかるし世話も大変・・・と親が否定し続ければ、子供は「命に興味を持ち関わることは面倒なことなのだ」と学んでしまうかもしれません。
ペットを飼うという事は、命と向き合うという事です。世話の大変さや責任はもちろんつきまといますが、それと比較しても余りある恩恵を受けることができます。
もしお子さんに動物を飼いたい!とお願いされて、反対し続けている親御さんがいらっしゃいましたら、どうぞ一度今回の話を思い出してみてください。
まとめ
今回は、ペットの飼育がもたらす子供への影響についてのお話でした。
ちょっと真面目な内容になってしまいましたが、個人的には全くもってその通り、と思っています。
実は、学校などの教育の場で動物を飼育するのは、こういった面を考慮してのことなんです。
ちなみに我が家の息子は学校では飼育委員で、ウサギの世話をしているようです。
命ある動物と向き合うってとっても大事なこと!ペット飼育は奥が深いって知っときんチャイ!
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