こんなに身近な危険物に注意シリーズ・その3
思いもしなかったものが、じつはインコにとっては危険物であることがあります。
普段、普通に生活している私達には何の影響もないものでも、インコにとっては致命的なことも。
これまで、その1ではテフロンフライパン、その2では塗料について紹介しました。
さて今回は、きっと好きな人も多いはず、アボカドです。
「森のバター」とも呼ばれ、栄養価が高いヘルシーフードのアボカド。
これ、実はインコにとっては猛毒なのです。
知らずに与えてしまった、放鳥中に食卓に置いてあったサラダのアボカドをインコが食べてしまった。
そんなことがあってからでは遅いので、しっかりとインコに与えてはいけない物として知っておきましょう。
アボカド中毒とは?
アボカドには、鳥に中毒を引き起こすペルシンという成分があるそうです。
この成分を摂取することによって、嘔吐や下痢などの消化器の症状を引き起こし、ひどくなると呼吸困難や循環器系の障害を引き起こし、死に至るといいます。
これは知らずに生活していたら、とても怖いです。
なぜかというと、このアボカドのペルシンという成分、種から実に向かって広がっているらしいのですが、皮や葉、枝にも含まれているとのこと。
アボカドって、緑のまま買ってきて、室内に放置して追熟させますよね。
この状態で、知らずにインコを放鳥させ、皮をかじってしまう可能性も十分考えられます。
このアボカド、中毒になるのはインコだけではないそうで、犬や猫、うさぎやフェレットなど多くの動物に中毒症状を引き起こすらしいです。
人間にとっては栄養満点のおいしい食べ物なのに、実は猛毒の実だなんてちょっと信じられません。
インコにとってどのくらいの量が致死量かは分かりませんが、インコは体重も軽く、少量でも死に至る可能性があります。
決してインコが触れることのできる場所には置かないよう気をつけましょう。
ちなみにシーサンも割と最近までアボカドが駄目だということを知りませんでした。
シーサンはアボカドが好きです。
十分気をつけたいと思います。
まとめ
人間にとっては、とっても美味しいヘルシーフードのアボカドですが、インコにとっては猛毒です。
種や実だけでなく、皮にも中毒を引き起こす成分が含まれています。
室温に放置して追熟させる場合は、絶対にインコが触れないところに置きましょう。
少量でも重症化することもあります。十分に注意してあげてください。
人にとっては栄養満点でも、インコにとっては猛毒だよ!気をつけんチャイ!
コメント