インコの飼育習性・特徴

よく手乗りインコっていうけれど、実は「手乗り」の定義は奥が深い?!

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手乗りのチャイ

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うちのインコは「手乗りインコ」なの?

よく「手乗りインコ」という言葉を聞きますよね。

インコについてあまり詳しく知らない人にとっては、まるでセキセイインコ、ウロコインコのように、手乗りインコというインコの種類がいるかのように聞こえます。・・・え?聞こえない?

インコをこれから飼おうという人にとっては、手に乗せて触れ合いたい、一緒に遊びたいという気持ちがもちろんあると思います。
それがインコ飼育の醍醐味でもあります。

ペットショップで売られているインコにはよく、「手乗り」「ベタ慣れ」などとポップが付いたりしています。これを見ると、

「このインコ、手乗りって書いてあるし、きっと手に乗って遊んでくれるのよね♪」

と思いますよね。

これは販売中のインコさんが、あくまで「人に慣れているのでお勧めですよ」という意味で使われているのでしょうが、そもそもこの「手乗り」って、一体どういう状態のことを指しているのでしょう?
シーサンの個人的な考えとしては、じつは「手乗り」ってとても奥が深いと思います。

今回は「手乗りインコ」について、ちょっと考えてみたいと思います。

手乗りの定義はどこにある?

「インコは人の手に乗りますか?」と聞かれたら、シーサンは
「はい。ある程度、人に慣れたインコなら乗ります。」と答えます。

ですが、「手を差し出したら、必ずその手に乗ってくれますか?」と聞かれたら、
「我が家のインコは、現状では難しいと思います・・・。」と答えるでしょう。

ケージから放鳥させて、遊ばせている習慣のあるインコさんならば、大体、手には乗ってくれるでしょうが、インコが手に乗りたくない時は乗ってくれません。

例えば、肩や頭、その他の場所にいるときに「おいでー」と手を出しても、乗らない時もあります。
しかも「ここで遊んでいたいんだよ!あっちいけ!」と噛みついてくることも・・・。

加えて、インコは賢いので人を識別します。
家族の中でも、差し出した手にすんなり乗る人と、そうでない人をきちんと分けています。

基本的に「この人の手に乗ると、良い事がある」とインコが思っている場合は乗ってくれますが、そうでない人の手にはなかなか乗りません。

インコにとって人間の手は、良い思いもすれば嫌な思いもするものだと思います。

手に乗っていれば、色々な場所に行く事もできるし、このようにカキカキをしてもらったりして
カキカキされるレイ
「はー気持ちいい」

ということもあれば、
まだ遊んでいたいのに、捕まえられてケージに戻された!あの手がニクイ・・・なんてこともある。

このようなこともあり、慣れたインコでも人間の手には慎重になることが多いと思います。

我が家の場合では、小学生のムスコは普段、ゲームに夢中になっているときに頭にセキセイインコのレイが飛んでくると、手で追い払ったりしています。
その為、そんなムスコが気まぐれで「レイちゃんおいでー」などと言って手を差し出しても、レイちゃんは怪訝な顔をして乗らずに、シーサンの肩に飛んで逃げてきたりします。

逆に、シーサンの手に乗ると邪険に追い払われることもなく、安全に部屋の色々なところに連れて行ってもらえるし、カキカキもしてもらえる・・・ということで、シーサンの手にはよく乗ります。

カキカキもレイちゃんは、我が家の家族の中ではシーサンにしかさせてくれません。
カキカキされるレイ
この手は安心なんだよね。

誰彼構わず、差し出した手に乗るようになってもらうためには、手に乗ったらご褒美をあげるなど、それなりに訓練が必要です。

差し出した手に、必ず乗ってくれるなら完璧な「手乗りインコ」でしょうが、気まぐれに手に乗るくらいでは果たして「手乗り」と言えるのかどうか・・・。

このように「手乗り」の程度は実は奥が深いのです。

まとめ

一概に「手乗りインコ」と言っても、差し出した手に必ず乗ってくれるわけではありません。
そもそも「手乗りインコ」というインコが存在するのかどうかも、個人的には怪しい気がします。

インコが手に乗るのは、その手に乗れば良い事がある!と学習するからです。
また、インコは人を良く見ます。
この人の手は安心、楽しいということを覚えると、その人の手にも乗るようになります。

ペットショップで「手乗り」と書いてあるインコを買ったのに、手に乗らないじゃないか!!という方!
そもそも「手乗り」という言葉に踊らされないでください。手に乗らないのは、まだアナタの手が安心できないからです。

アナタの手が楽しい、良い事があると学習すれば手に乗るよ。優しく接してあげんチャイ!

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